歌詩パ口

アブノーマリティ・ダンシングガール ページ7

続編です
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莉犬Side

頭が痛くなった後、

なにかが変わった。

俺の中の何かが開放されて

『これって俺？』

〚そう、君〛

『でもなにか違う』

〚それでも君だ〛

『なら僕なんだ。』

謎の声と”自問自答”を繰り返した

それ故に手に入れたんだ。

新しい俺を。

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るぅとSide

『おはよう！るぅちゃん！』

そう言って元気に返事をする子

(確か、莉犬だっけ？でも昨日となにか違う。莉犬から話しかけてきてる。)

そう思いながらも

る「おはよう！莉犬！」

と返事をした。

すると

『ねぇ、るぅちゃん！今日俺の家来ない？？？』

と言われた。

が、ついていかなかったら後々面倒だと思い、

る「いいんですか！？ぜひ！！」

と言って手をギュッと握った。が、

(やっぱりなにかおかしい。話し方は流暢だし、何よりたどたどしくない…怪しい。)

そう思いながらも、時間は過ぎていった。

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莉犬Side

(るぅちゃんと話せた…るぅちゃんに触れた…うれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしい)

この時、もう俺の人格の原型は残っていなかった。

(るぅちゃんにもっと俺を見てほしい、るぅちゃんにもっと触れてほしい。どうすれば良いかな？？でも、今のこの「普通」の現状を変えなきゃるぅちゃんは近づいてくれないよね…。なら変われば良いんだ！)

なんて考えている頭の中は、

周りから見たら冷めきった舞台で、

演者は居なかった俺の中の異常には

俺という演者がステップを刻んでいた。

前みたいに踊らされている俺ではなく、

開放され、自ら踊り狂っている俺が。

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