歌詩パ口

ドライフラワー ページ14

続編です
･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆

さとみSide

俺は、ころんが寝た後に必ずと言っていいほど泣いた。

俺は薄っぺらい反応しかできない。

それに、俺のせいで(・・・・・)ころんはきっと何回も傷ついた。

そんなのなら俺は居ないほうが良い。

そう思って、出ていった。

こ「ごめんって…僕なにか悪い子とした…？直すから…直すから出ていかないで…。」

そう言って涙を流すころんを思い出す度、

罪悪感と自分への劣等感で包まれる。

(違う。ころんは悪くない。ころんのヤギみたいな声も、無駄に()整ってる顔も、すっげぇ不器用なところも、全然嫌いじゃない。でも、俺達合わなかった。ただそれだけなんだよ…。)

そう考える度、後悔に襲われる。

出ていかないほうが幸せだったんじゃないかって。

でも出ていってしまったからにはもう仕方ない。

(どうせ、ドライフラワーみたいに色褪せてころんも俺のことを忘れる。)

そう頭の中で言い聞かせた。
･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆･‥…━━━☆
200hitで更新

ドライフラワー→←ドライフラワー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す