5話 ページ6
「A姉！俺もついてきちゃった！」
にへっと笑みを浮かべて手を握ってきた可愛い可愛い弟にきゅんとして、店の中にも関わらず、ぎゅっと抱きしめた。
「おうおうおう……店ン中でイチャつきやがって……」
「俺もいるぜ！」
ぱっと顔を上げて薬研と言えば爆豪君を見つめて「俺の妹になんか用か？」と首をかしげた。
「う、ううう…！俺この人嫌い！！ヤンキー！！スケバン！！」
釣り上がった爆豪くんの顔を見て、包丁が泣き出してしまった。
遅い私たちを心配して他の兄弟達もぞろぞろと集まってきた。
「は…！？兄弟……！？」
兄弟の多さに驚いた爆豪くん。生き別れの兄弟がほかにもいる、と言えばうわぁ…と言わんばかりの表情になった。
「いち兄は？」
「いち兄は信濃の厠についていった」
骨喰兄がそう言えば、爆豪くんが厠っていつの時代だよ、と呟いていた。
数分も経たぬうちにいち兄と信濃と合流した。
「…、一期、一振……？」
「いち兄のこと知ってるの？爆豪。」
「知ってるも何も最近流行ってんだろ。女共がはしゃいでるし。プリンスヒーローってな。」
そんなやり取りをしていると、勝己〜！早くしなさい！という女性の声が聞こえた。
駆け寄ってきた女の人を見て爆豪くんはこっち来んじゃねぇクソババア！と怒鳴っていた。
そしてそんな爆豪くんに母親にババア言うな！とげんこつを食らわしていた。
「この少年の母殿…？すごく若々しいですな。」
「あら〜！一期一振じゃない！プリンスヒーロー様はお世辞もお上手ね！……あら、プリンスヒーローのお子さん達？」
「いえ、弟達です。この3人とは従兄弟と別居してるんですが、この6人は私が育ててます。末の弟が生まれてすぐに両親が亡くなったもので。」
「そう……で、女の子は2人だけなの？」
「いえ、1人だけです。こちらの子は見た目こそ愛らしいですがれっきとした男の子です。」
「あら〜！そうなの！！そうだ、何ならこの子達私が面倒みるわよ？」
「「「「「…………えっ」」」」」
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ミリア - あと今後他の作品を作る予定があったら刀剣乱舞とコラボかトリップか転生したKアニメかリボーンかワールドトリガーかフェアリーテイルの作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも体調に気をつけて更新頑張ってくださいね応援します (2018年5月4日 12時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きで凄く続きが楽しみです。オチが決まってないなら焦凍が希望です。 (2018年5月4日 12時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴琳 | 作成日時：2018年4月30日 16時
