23話 ページ24
昇降口をでて、帰る頃にはもう真っ暗だった。
この暗い中目を覚ますと、五虎退はまた怯えてしまう。急いで帰らなければ。
「お」
「と、轟くん…何でここに」
「待ってた。」
「え」
「待ってた。送る。」
スタスタと歩いていった轟くん。数歩先で止まった轟くんに五虎退を起こさないように駆け寄る。
「A」
急に真剣な顔で名前をの呼ばれるものだから、びっくりした。
「お前の……隠し子か？」
「んーん、弟。」
予想の斜め上を行く発言に目を丸くしつつも、早く兄弟に会わせたいという強い思いに駆られる。
「んぅ…、…あれ……ここ、は」
「ごこ、起きたの？」
「はい。……ひｯ！？あ…、あぁあ…」
「ごこ、落ち着いて。この人は轟くん。私のお友達。」
「おと……も、だち」
無言で五虎退に近づき、目線に合わせて屈むと、右からは氷、左からは炎を出した(まだ校区内なのでセーフ)。
(轟くん……左は使いたがらなかったのに…)
「わぁ…、きれい、です…！氷もひんやりしてて気持ちいですし、炎も暖かいです。かっこいいなぁ……」
「…！」
五虎退は轟くんにすっかり懐いたのか、自分の境遇を話したり、おやつを買ってもらったりで嬉しそうだ。もう既に“焦凍にぃ”と呼んでしまっている。
「ありがとう、轟くん。ごこが嬉しそうで…。本当にありがとう。」
「焦凍にぃ、あ、ありがとうございました…！その…、焦凍にぃは僕のひーろーです…！」
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ミリア - あと今後他の作品を作る予定があったら刀剣乱舞とコラボかトリップか転生したKアニメかリボーンかワールドトリガーかフェアリーテイルの作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも体調に気をつけて更新頑張ってくださいね応援します (2018年5月4日 12時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きで凄く続きが楽しみです。オチが決まってないなら焦凍が希望です。 (2018年5月4日 12時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴琳 | 作成日時：2018年4月30日 16時
