7.注意 ページ7
《貴女side》
？(ｶﾞﾁｬ…)
貴「！？」
？「やっと見つけました…」
こいつは…同じクラスの…
？「あなた、転校初日から授業サボって、大丈
夫なんですか？」
行きなり来たかと思えば、なんなんだよ、こいつ。
？「申し遅れました。」
奏(以下青)「おれは風紀委員長の泉奏です。あ
なたのクラスメイトでもありま
す。」
そういえば、こいつ、朝教室に入ってきたとき、めっちゃ私のこと睨んできてたっけな。
風紀委員長なんだ。いかにもって感じ。
貴「…何？」
睨み付けてやった。
朝の仕返しだ。
青「…はぁ」
青「繰り返しになってしまいますが、あなた、
転校初日からそんなんで大丈夫なんです
か？この学校の校則は確かに緩いですが、
ジャケットの着用は義務付けられていま
す。少ない校則なんですから、しっかり守
って貰いたい。今回は転校初日ということ
で処分はしませんが、明日から…」
貴「…うっせーんだよ」
青「…はい？」
ぐちぐちぐちぐち言いやがって。
屋上の扉に向かって歩き出す。
これ以上関わりたくない。
青「…高いお金を出してこの学校に入れてくれた
ご両親に申し訳ないとか思わないんです
か？こんな姿を見たら、ご両親、泣きます
よ？」
両親…？泣く…？申し訳ない…？
ふざけるなふざけるなふざけるな！！！
誰のせいで…誰のせいで私の人生こんなめちゃくちゃになったか知りもしないくせに！！！
貴「…何も知らないくせにぐちぐちうるせーんだ
よ」
破裂しそうな胸を抑え、早歩きで屋上を出る。
─だからこんなところ来たくなかったんだよ
─────────────────────
続けての投稿です！
遂に出てきた泉くん！
いわゆる、出会いは最悪ってやつですねw
次回、遂に主人公の過去がわかる回ですので…
おたのしみに〜
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作者名：さおりん | 作成日時：2017年11月3日 23時
