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第百四十七訓 思春期かよ ページ6

俊side



貴「あー!待って待って!行かないでー!」


Aの部屋からそういう声が聞こえた。

Aは確か、今日は朝の見回りのみ。

今は昼だ。暇でもしているからゲームでもしてるんだろ。

そっとAの部屋のドアを開けた。


俊「うっわ!
  お前どうしたんだよ!」


貴「うっ・・・華月ちゃんが・・・!」


俊「は?華月?」


貴「華月ちゃんがあああぁぁぁぁー!
  あー!なんであんな押し間違えしたんだろー!」


そういってごろごろと部屋を回る。

は?ゲーム?

ゲームでふつうここまで悲しむか?

あ、こいつは普通じゃないのか。

なんて自問自答を繰り返していると・・・


貴「兄さん!今は君しかいない!
  華月ちゃんルートを公園デートまでやって!
  お願いします〜。一生のお願い〜!」


俊「一生のお願いは一生に一度だぞ!?
  近藤さんに頼め!」


貴「いやだぁ〜!
  近藤さんにやらせたくない〜!」


俊「思春期かよ。」


泣きついてくるからなんにもできない。

やってやりたいけど、やりたくない。

きっと総悟とかがやってくるんだ。

そして俺の秘密を嘲笑うんだ。

オチは見えている。

もう慣れたし。

貴「兄さん・・・!」


なんてキラキラした目で見られる。

うっ、これには弱い。

俊「し、仕方ねぇな。やってやるよ。」


妹に甘いからシスコンなんて言われるのに。

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虹色水晶 - 神威は神さん» ありがとうございます!あー初コメントだ!うれしいです。これからもよろしくお願いします。 (2016年12月19日 11時) (レス) id: 06011833fd (このIDを非表示/違反報告)
神威は神 - すごいおもしろいです! (2016年12月16日 19時) (レス) id: c337c1241d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹色水晶 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年12月5日 17時

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