死神に切り刻まれた少女 2 ページ30
「不死神(しなずかみ)」
「死せず神、死らず神とも呼ばれている。死神の反対の死神に出会い、切り刻まれました。今度は、阿良々木さんが答える番ですよ」
「僕は、」
わからない、と言おうとした瞬間
「Aちゃん、時間だよ」
長く三つ編みの髪が、ショートボブになり。眼鏡からコンタクトに変え、忍曰く「元委員長」の羽川が話掛けてきた
「羽川。時間ってなんだ?」
「Aちゃん。この後、予定があるの。ねっ」
「……そうでした」
もしかしたら、僕は羽川に助けられたのかもしれない
「阿良々木さん。連絡先を交換しましょう」
「おっおう」
僕と柴楽は、連絡先を交換した後、羽川と一緒にミスドから出て行った
※ ※ ※ ※ ※
「……」
「Aちゃん、扇ちゃんが自分から正体を言ったって本当なの?」
「本当」
「翼。遅いけど、高校卒業後に旅に出るって本当?」
「うん」
「何かできることある?」
「え?」
「高校卒業後に会えなくなるかもしれないから、翼にできることしたい」
「じゃぁ、Aちゃんとこれからも友達でいたいな」
「それだけ?もっとないの」
「ないわ」
「そう」
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作者名:非辻 | 作成日時:2017年7月19日 0時