貝木泥舟に成り代わった人がエグゼイドの世界で医者になった 4 ページ22
後日談がどうだったかなんて逃れられない俺だった。
まず、鏡飛彩は自ら戻り、と花家大我は仲直りというか因縁が晴れたらしい。よかったな
そして、俺はベットの上にいる。なぜなら、檀正宗ことクロノスに怪我を負わせられたと同時に百瀬小姫のデータは消失したらしい。どうやら最悪の結果を俺は避けられた。そして、鏡飛彩が俺を治してくれたかもしれない
「……オイ、貝木。テメェ、どうやってあのお坊ちゃん説得したんだ?」
その質問はあと何回されるのだろう。花家大我でやっと終わるのか?俺が正直という単語を使うだけで胡散臭いだろうが、使わせてもらおう。正直しんどい。
「……別に当たり前のことを言っただけですよ」
ガラッという音がして俺は首をあげるとあの天才外科医と名高い鏡飛彩が来た
「花家先生。彼は入院の身なので…」
「おい、お坊ちゃん。敬語はいらねぇ。前みたいでいい」
「だが、しかし……」
「そうですよ。飛彩さん。飛彩さんが敬語なんて……ね?」
宝生の目線が此方にきたがあえて俺は無視する方向にした。お前はいつから俺と親しくなった?
「そうか。サンキューだ、無免許医」
「…やっぱり、今のままで」
「まぁまぁ」
「無免許医、研修医。今はこのベットの上にいる奴と二人だけで話しがしたい。席を空けてくれ」
「分かりました」
「ふんっ」
花家大我と宝生永夢はこの病室から出ていた。先程、鏡飛彩は俺のことを研修医ではなく”奴”と言ったか?
「研修医、お前にとって『命はかけがえのないものではない』と言ったな?」
「嗚呼、言いましたよ」
今更だが、俺が敬語を使うとかなり胡散臭くないか?
「じゃぁ、お前にとって命はなんだ?」
「命は取り戻せないもので取り返しがつかないです。絶対に」
「!…そうか」
この応えは鏡飛彩にとって意外で、納得したらしい
「…早く退院しろ。お前には色々知らなければならないことがあるんだからな」
「はい」
そんな返事も嘘かもしれないぜ?
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作者名:非辻 | 作成日時:2017年7月19日 0時