貝木泥舟に成り代わった人がエグゼイドの世界で医者になった 1 ページ19
「「「「「「「………」」」」」」
読者諸君。この沈黙の意味はあの気位が高く、俺とは違った”本物”の天才の鏡飛彩が裏切ったことで生まれた。なんて嘘かもしれないぜ
俺の名は貝木泥舟だ。貝塚の貝に枯れ木の木で貝木だ。なんて嘘かもしれないぜってそう言う暇ないかもしれない。
抑々、俺は金が好きで詐欺師を目指していたのに医者になったのは、不可抗力って奴だ。しようとしていたことが何でわからないが妨害が入る。結果、俺は医者になった。
俺は昼の時間になったから昼食をとろうとして、CRから出ようとしたが
「どこに行くんですか?貝木さん!」
「昼食をとるんだよ。宝生。丁度、昼だからな」
「はぁ!?」
正義の味方をしているアイツ等をおいて食堂に行った
※ ※ ※ ※ ※
なんて嘘だ。そう、俺は今アイツ等が噂していた。鏡飛彩の前にいる
「………」
実は、目の前にいる鏡飛彩とは…過去を取り戻したくてしょうがない鏡飛彩とは裏切った後も交流していたのだ
「……今日は何を話しに来たんだ。研修医」
俺は鏡飛彩が裏切った後、色々な話をして交流していた。大抵は海外の方に目を向け、珍しい症状や最新の医療のことについてだ。だが、この鏡飛彩は、もはや、あの名高い天才外科医とはほど遠く思った
「………今日は私の持論を聞いて欲しいんです」
「……なんだ」
俺は脚色たっぷりに。演出たっぷりに。千石と同じことを言った
「言葉なんて信用ならないから他の人に言うと、願い事が叶わないと思うんです」
「……なぜ?」
「口に出して、誰かに言ってしまった瞬間に、それは気持ちとはすれ違う。言葉なんて全部嘘で、全部ペテンなんです。どんな真実であろうと、語った瞬間に脚色が入る。言葉は表現だから、そこに不純物が混じってしまう。あるように、ただあるように願いたければ、その願いを、決して口に出しちゃあいけない。そう思うのです」
「……何が言いたい。研修医」
「鏡さんの願いは叶わないと思います」
「檀正宗は鏡さんの願いを破る」
「………でも「何故ならあの男が悪辣だから」……」
俺も人のことを言えないが、血も涙もない人間だが。人でなしだが。
俺は金が好きだということを公言していた。だったら、何故こんなにまでこの男と二人で話せるようになったかというと、偏にこの男が情緒不安定だからだ。
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作者名:非辻 | 作成日時:2017年7月19日 0時