愛するよりも愛されたい (ページ20)

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TH「っうまーーーーーいっっ！
天才じゃないの？まじで！！」

虚しさを持て余した時、

実家から大量に桃が送られてきたから
いらない？と連絡をくれたテヒョンを

夕飯に招待してみた。

彼の胃袋は満足してくれたようで少年の様な笑顔に
癒される

デザートに先ほど冷やしたばかりの桃を
いただく

TH「あーぁ、このままゆっくりして行きたい」

「(笑)こんな時間なのにこの後、予定でもあるの？」

TH「うん、あともうすぐバイト終わるジミナのとこに届けなきゃ」

「そっかそっか。
御両親にお礼伝えておいてね。とっても甘くて美味しかったです、って」

TH「うんっ……あのさ、

んー、、、

さくらってさ、歓迎会の時に周りの子達より、
ぐっと大人っぽくて、落ち着いててかっこいいなって思ってたんだ。」

「どうしたの？いきなり」

TH「ダンスも上手くて、気さくで、誰にでも隔てなくて。

なのに、恋愛はスマートにしないんだね？
正直に言えば、
やっぱりそういうのもクールに割り切れちゃうんだって思ってた……

けどさ、泣いてるのも、目がこんな腫れても隠そうとする強がりで弱い女の子じゃん。苦笑」

……気付いてたんだ……っっ

「ごめっん、私、最低なの。本当にっ……」

TH「……ほら、やっぱりそういう子で安心した」

にぃーと四角い口で笑って頭を撫でてくれるテヒョンに、ぐっと涙を堪えて、
にぃーと笑い返すと作り笑い下手くそってまた笑い出すデヒョン。