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「モモちゃん達の話はやめよ」
翔「あぁ」
「…コバン終わったらこれ食べる？」
翔「なにその豪華なチョコもらったの？」
「違う前に言ってたバレンタインのチョコ、通販じゃなくてお店で買ってきたの」
翔「なにどういう風の吹き回し？」
これが普通。
かけがえのない、いつも通りの日常。
「どうもこうも
日頃の感謝を伝えてるだけですけど」
翔「半笑いで言うなよバーカ」
「え？笑ってました？」
翔「おぉ、でコレ1200円以上？」
「当たり前でしょ！
なんならその10倍もするんだからね」
軽く頭を引っ叩いた
翔「いってぇ叩く事ねぇだろ普通」
「…味わって食べてなさい」
翔「味わうどこか飾っておきまーす」
「食べ物なんだからちゃんと食してください」
翔「ならさここに置いといてよ
んでここに来たときに食うわ」
「いつからここ居酒屋になったんですか」
翔「ボトルキープ…
チョコキープお願いしますよ」
「ここに置いといたら
私も食べちゃうからね」
翔「それ以上デブってどうすんの？笑」
「翔にだけはいわれたくないー」
翔「酒飲んだ時限定だし
つぅか俺は太ってねぇし」
「じゃぁ私のご飯食べて太りなさい
はい、ご飯大盛り」
翔「え？カレーの匂いすんだけど」
「いってたでしょ
野菜炒めじゃなくてカレーがいいって
お弁当にはいれられないから」
翔「すっげぇこといっていい？」
「なに」
翔「前来た時もカレーだったんだけど」
「…いらないんだったら
食べなくていいですけど」
翔「食う！食います
おいしくいただきます」
「カレーはカレーでも
カレー香る野菜炒めでーす」
翔「ナニコレ超うめぇ！やべぇ
なぁおかわりある？ 」
「太るよ」
翔「これ食って太るんなら
別に痩せてる意味なんてないだろ」
「デブな櫻井さんなんてみたくなぁーい」
翔「は？」
「もしくは
ぽっちゃりな櫻井さんかわいー触りたいー？」
翔「だからなんだよ？笑」
「女子社員全員の意見」
翔「そんなんどーでもいいから。
…おかわりください」
「そろそろ食費だしていただけます？」
翔「だーかーらー
材料費以上に飯ご馳走してんだけど」
「ちぇっ」
翔「ちぇってなんだよ」
あの人とこんな日々を過ごしたって
きっと少しも楽しくない。
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作者名：和智 | 作成日時：2016年1月27日 0時
