父の死 ページ9
２人は目を覚ましたけど色々と問われることはなかった。
そしてその日を境にドフィはよく姿を消すようになった。
戻ってきても夜、そしていつも食べものを持っている
俺は不審に思ったが別に今のままでいいかと思う自分もいた。
俺達の悪夢はまだ続いている
空が灰色になって、天気が思わしくないときその事件は起きた。
汗が地面に落ちる音
スローで流れる現場
耳に届かないロシーの泣声
嫌でも意識を覚醒させる拳銃の音
そして地面に倒れる父上の姿
「うわああぁああああああぁ」
ロシーの声が一気に頭に入った
『(ハッ)』
拳銃を腰に戻して父上の髪を引っ張るドフィ
『何やってんだよ！！』
ドフィの腕を引っ張って問う
「何って？」
ドフィは当たり前の事をしただけだという風に言った
「お前ら二人は浜にいけ
俺の仲間が居る
トレーボル
そう叫べば出てくる」
「ひっく･･くっ
うわぁあああん」
ロシーは泣いて何処かに逃げてしまった
俺もドフィの顔を背中にロシーの後を追った
「うぇえ
ウワァああア！！」
ロシーの背中を撫でて地面に座り込む
どうしてあぁなったのか俺も分からない
何がどうなってるのかも
でも手について鉄の匂いがするこの赤い液体は血だというのは分かる。
「どうしたんだ？」
『！！』
俺達二人を包む大きな影
俺は目の前に立っている男を睨んだ
「何かあったのか？」
「うわぁぁああ！！」
『･･･』
「迷子なのか？」
「うえぇえええ！！」
『･･･』
「俺と来るか？」
「ウワァああああ！！」
『･･･』
俺達は何も話してないのに海兵らしき男に手を引かれて船に乗った
何者かなんて分からない
でも俺達二人を膝に乗せてタオルを掛けてくれた男
背中から聞こえる緩やかな心拍
それだけそろえば今の俺達には最高に心地が良いベットとなった。
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植物さん - もしかして、夢主君死んだ?!だから、物語終わったのか?! (2019年1月20日 21時) (
レス) id: 1dd8890cea (このIDを非表示/違反報告)
春樹 - 気になります。続き。まじで(^ ^)俺、楽しみにしてます。(^ ^) (2016年7月28日 0時) (レス) id: 3d4dd24eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麒麟 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年7月20日 13時
