中に飼ってる獣 ページ29
部屋から出ると
「(うっ！)」
「何これ！！」
壁が血まみれになり、床には踏みつぶされグチャグチャになった人だった物が数百人倒れていた
壁に一本何かで傷つけたような筋
おそらくAが尻尾で傷つけて誘導しているんだろう
歩くと下でグチャグチャと音が鳴る。
顔を真っ青にして肩に乗ってるベビー５
さっきから遠くでギャー！！とか銃声音がしていたが、今音が全てやんだ
廊下の終わりに血溜まりが消え、血痕で出来た裸足の足跡があった。
ベビー５の目を隠して、部屋に入る。
ペラッペラッ
部屋に入ると真っ裸のAが紙を捲っていた。
ボスの男は？と思い目を左右に動かすと
『そこにいる』
ソファの上に顔面がない何かが転がっていた
「A」
能力を使いベビー５にだけ防音壁をはる
『何だ？』
クルリとこちらを向いたAの目は獣の目そのものだった
髪からポタポタと滴る血
全身がほぼ真っ赤
唯一分かるのは髪のみ
口の周りも血だらけだった
「コート･･持ってきたんだが」
目を伏せてコートを渡すとAは肩から体を隠すように包まった
『さっきドフラミンゴに電話した
これが重要機密だ
俺は少し散歩してから帰る
そうドフラミンゴに伝えろ
あとここにはもう生存者は一人もいない』
そう言うとAの姿は何処にもなかった
血溜まりの上に落ちた金色の羽を摘まみ外に足を進めた
中は血まみれで俺の服にも、靴にも血が飛び散った
あいつの心にある獣はこんなものじゃないのを俺は知っている
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植物さん - もしかして、夢主君死んだ?!だから、物語終わったのか?! (2019年1月20日 21時) (
レス) id: 1dd8890cea (このIDを非表示/違反報告)
春樹 - 気になります。続き。まじで(^ ^)俺、楽しみにしてます。(^ ^) (2016年7月28日 0時) (レス) id: 3d4dd24eee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麒麟 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2016年7月20日 13時
