全く違う妄想童話

三角関係 ページ4

白雪姫side
目覚めた後、白雪姫はお城に招待されました

今日は丁度舞踏会があるそうです

街中の娘を呼んで結婚相手を見つけるというのです

白雪姫はとてもワクワクしました

自分がもしかしたらこの王子と結婚できるかも知れないという期待がこみ上げます

そう、白雪姫は王子に一目惚れをしていました



舞踏会の始まり、白雪姫はドレスを着て王子が来るのを待っています

高らかなラッパと共についに王子がやってきました

すると、王子と目が会います

きっとダンスの誘いを受けると期待がこみ上げます

案の定、王子は白雪姫の手を取りました

すると、緩やかで心地の良い音楽が流れ出します

踊っている途中は時間の流れがとても緩やかに感じました

だけど、あっという間に一曲目は終了、また誘ってくれるかと期待しますがそんな事はありませんでした


あたりが急に静かになります

視線はみな会場の入り口に注がれていました

もちろん白雪姫もです

そこには、一人の少女が居ました

青一色のふんわりとしたドレス、輝くブロンドの髪、サファイヤを宿した美しい瞳

まるでお姫様のような少女でした

皆の視線を感じていないのか、緊張した顔は見せずに階段を降り、フロアを歩き始めます

辺りの人は避けるように道をあけます

その道の先には今隣にいる王子様でした

王子はその少女の手を取ります

王子を呼び止めようとした私の腕は、宙をさまよい落ちてしまいました


二曲目が始まる



The story continues➭......

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