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赤『 A来い 』
「 えっ、ちょっ、」
あの３人を席に案内し、取ってきた注文を伝えたしげは、
近くにいた他のバイトの子にレジを任せ、私の腕を引っ張った。
連れてこられたのは、お店の裏口。
赤『 あの人らになに言われててん 』
″ あの人ら ″っていうのはきっと、さっきの３人のこと。
「 いや、別に... 」
あまり見ない、しげのちょっと怖い顔に怯みながらも、なんとか言葉を返す。
気になってた彼と話せて舞い上がった、なんて口が裂けても言えない。
赤『 別にちゃうやろ 』
「 席の案内に手間取ってただけだよ。仕事完璧にできなくてごめんね 」
赤『 ...なんや、そうやったんや 』
力を抜いたような声が聞こえたと思ったら、しげはズボンのポケットに手を突っ込んで壁に寄りかかった。
見るとしげの怖い顔はもう消えていて、いつもの優しい顔に戻っていた。
赤『 あの人らにAがなんかされてるんかと思って、俺めっちゃ焦ったんやから... 』
そう言うとしげは『良かったー...』ってほっと息を吐いた。
「 ...なんかって？ 」
赤『 ナンパとか？
声かけてAを無理矢理連れ出そうとしとるんか思ってん。
あのいっつも来てくれとる背ぇ高い人、なんか距離近かったし 』
「 ...心配、してくれたんだ 」
赤『 まあ、友達やし... 』
そう言うしげの横顔は、ちょっと照れくさそう。
ありがとう、って私が言って、
おう、って頷いたしげは、より一層恥ずかしそうにしていた。
赤『 ほら、そろそろ仕事戻んで 』
「 うん 」
しげに背中を押され、私達は一緒に店内へ戻った。
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有菜(プロフ) - はい！応援させていただきます！ (2017年3月16日 9時) (
レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます！ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています！このお話、大好きな作品です！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年2月22日 16時
