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「 へ...?」
驚きのあまり、変な声を出して固まってしまった私を見てくすっと笑うと、望は近かった顔を離した。
自然と止めていた息を、ぷはっ、と吐き出す。
桃『 神ちゃんとか流星にAと出かけるって言うたら、ついてくるかもしれんやんか。
......俺、それが嫌やってん。出かけるなら、Aと2人っきりが良かった 』
そう言って微笑んだ望の顔を見て、胸がどきどきと音を立てる。
...なに、この感覚...
2人っきりが良かった___
この言葉を、望はどういう意図で言ったんだろう?
気を遣ってくれたのか、それとも、.....本心なのか...
私には、それがわからなかった。
こんなこと言われたのも、望が初めてだし。どうすれば良いかわからない。
.......望の言葉の意味を、測りきることが、私にはできない。
桃『 ほら、行こうや 』
いつの間にかぼーっとしていた私の背中を、望が優しく押してくれた。
「 あ、.....うん 」
望に頷いて、私も歩き始める。
..........どうしよう、
望の考えてることが、わかんない.......
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有菜(プロフ) - はい!応援させていただきます! (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます!ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします! (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください!毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています!このお話、大好きな作品です! (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2017年2月22日 16時