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桃『 大丈夫やったん？』
レジでお会計を終えた時、望はいきなりそう言って首を傾げた。
「 えっ？」
桃『 ほら、Aなんかおらんくなっとったし、しげがめちゃくちゃ心配しとったし 』
ああ、さっきのことか。
ってかやっぱり、しげと望仲良くなってんじゃん。
望までしげのこと ″ しげ ″ って呼んでるし。
「 ああ、...うん、大丈夫だよ 」
桃『 ほんまに？』
しげと同じぐらい心配そうな表情で、望が顔を覗き込んでくるから。
慌てて誤魔化すように、ほんとだよ、って頷く。
桃『 ほんならええけど... 』
「 うん、ありがと 」
桃『 ええよ 』
首を横に振った望は、帰るかと思ったけど、...そんな様子がない。
「 ...望？どうしたの？」
下を向いて黙り込んでしまった望に、声をかけてみる。
桃『 A 』
顔を上げた望の目と目が合う。
「 ん？」
桃『 ...連絡先交換したいって言うたら、あかんかな 』
「 えっ... 」
いきなりのことすぎて、頭がついていかない。
「 ..... 」
びっくりしすぎてなにも言えなくなった私に、やっぱりあかんかな、って望が少し笑いかけてくる。
「 ぜ、...全然だめじゃない！寧ろ大歓迎！」
大歓迎！という声と共に両手を広げて慌てて答えると、
桃『 ほんまに！？』
って、望は顔を綻ばせた。
「 うん...！待ってて、携帯取ってくる！」
桃『 わかった 』
頷いた望に、すぐ取ってくる！と告げて、私は更衣室に行き、リュックに入れていた携帯を手に望のもとへ戻った。
「 お待たせ！」
桃『 ん、交換しよか 』
携帯を取り出して待っていた望と、連絡先を交換する。
...やばい、にやけちゃいそう。
桃『 じゃあ、また連絡するわ 』
交換し終えると、望は手を振りながら帰って行った。
登録された ″ 望 ″ って文字を見るだけで、頬が緩んで幸せな気持ちになっていくのが自分でもわかった。
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有菜(プロフ) - はい！応援させていただきます！ (2017年3月16日 9時) (
レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます！ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています！このお話、大好きな作品です！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年2月22日 16時
