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「 ...ごめんね、」
まずは謝らなくては、と思って、しげに頭を下げる。
赤『 それは...さ、なんに対しての ″ ごめん ″ なん？』
「 ...しげに心配かけちゃったってこと 」
小さな声の私の言葉を聞き、しげはため息をついた。
赤『 俺はさ、心配かけられたことに怒ってるわけちゃうねん 』
いや、ちょっと怒っとるけど、ってしげは付け足すように言う。
「 じゃあ、しげはなにに怒ってるの？」
そう聞くとしげは、ずっと合わせてくれなかった目をこちらに向けた。
赤『 あんなことがあったのに、俺になんも言わんかったこと 』
「 ..... 」
赤『 俺、なにがあってもAのこと支えてきたつもりや。
それはさ、Aにとって俺が、悩みとか弱いとことか吐き出せるような存在になりたかったからやねん。
...やのに、なんで俺のこと頼ってくれへんの？なんかあったら俺に教えてや。
.....俺、そんな頼りないか？』
しげの最後の言葉に、慌てて首を横に振る。
「 しげ、聞いて？
私が昨日の夜あったことしげに言わなかったのは、しげに余計な心配かけたくなかったからなの。
しげは優しいからさ、私のことずっと気にかけてくれてるでしょ？
普段、ただでさえ心配かけてるから、これ以上 変な心配、しげにしてほしくないって思ったの。
...だから、」
″ しげが頼りないわけじゃない ″
その言葉を、私は言うことはできなかった。
...気づいたら、しげに抱きしめられていたから。
「 ...しげ？」
赤『 ...そういうとこやんか 』
しげの声が耳元で聞こえのが、なんだかどきどきする。
「 え...？」
赤『 俺、Aの１番の友達でええから、お前のこと支えさせてや。
余計なこと考えんで良いから、俺のこともっと頼って。.....な？』
うん、って頷いた私には、その言葉に秘められたしげの気持ちを汲み取ることはできなかった。
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有菜(プロフ) - はい！応援させていただきます！ (2017年3月16日 9時) (
レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます！ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています！このお話、大好きな作品です！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年2月22日 16時
