▽２７ ページ27
.
緑『 ええけど... 』
しげの厳しい視線に戸惑ったように顔を見合わせる３人。
桃『 俺らから？』
望の確認にしげは、そうです、って頷いて私を見た。
赤『 どうせAからは話してくれんやろうから 』
そう言うしげはきっと、心配をかけたくないっていう私の気持ちをわかってる。
しげと私を交互に見た流星くんは、わかった、って頷いた。
赤『 お願いします 』
頭を下げたしげに、流星くんは昨夜あったことを話した。
望と神ちゃんは、流星くんの説明に時々補足を入れてて。
...もう私は諦めて、３人が話すことを黙って聞いていた。
全てを聞き終えたしげは、難しい顔をしてた。
...改めて聞くと私、結構すごいことされかけてたんだな...
そんなことを冷静に考えている自分に、少しびっくりする。
赤『 ...A、』
名前を呼ばれて、びくっとしてしまう。
「 ...なに？」
赤『 話ある 』
そう来るだろうとは思っていたけれど、いざそうなるとちょっとだけ怖い。
「 今から...？」
赤『 当たり前やん 』
「 いや、でも、バイト...
赤『 淳太に言えばなんとかなる 』
しげには、私の話を聞く気なんてないみたい。
赤『 淳太には俺から言うとくから、先着替えて外で待っといて 』
「 ...わかったよ、」
頷くとしげは、私達の様子を見守っていた３人を見た。
赤『 席案内します 』
桃『 あ、...はい 』
完全に戸惑ってる様子の３人は、レジを出て席への案内を始めたしげについて行った。
そんな４人の背中を見送り、私はレジを出て裏の更衣室へ向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有菜(プロフ) - はい！応援させていただきます！ (2017年3月16日 9時) (
レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます！ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています！このお話、大好きな作品です！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年2月22日 16時
