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『 俺らが元ヤンって、びっくりしたやろ？ごめんなあ 』
隣を歩く、望と比べたら少し小さい彼の声に、いえ、と首を横に振る。
「 びっくりはしましたけど...大丈夫、です... 」
『 ほんまにー？』
そう言って黒髪を揺らしながら顔を覗き込んできた彼は、元ヤンではあるらしいけど、そんなこと感じさせないぐらい優しい。
「 ...はい、」
『 ふはっ、なら良かったわ 』
奇抜な制服男子の名前は、神山智洋、というらしい。
神ちゃんって呼んでな〜、って優しい笑顔でさっき言われた。
１人で帰るんは心配やから、って望と神ちゃんと長身イケメン男子３人は言ってくれた。
だけど、望と長身イケメン男子は何か用事があるらしくて。
それで、神ちゃんが家まで送ってくれることになった。
...神ちゃんの家は、どこなのかな。
もしここから遠かったら申し訳ないな、なんてぼーっと考える。
緑『 りゅうせいさ、見た目は結構怖そうやけど、ほんまにめっちゃええやつやから 』
「 ...見た目からはそんなの想像できないですけど 」
緑『 ははっ、そうやろな 』
りゅうせい、っていうのは、長身イケメン男子、藤井流星くんの名前。
流星って呼んで〜、とか言ってたけど、...呼べるかな。
望と神ちゃんは優しそうなっていうか、そんな感じの雰囲気が出てるけど、藤井流星くんからはそういうのあんまり感じない。
...見た目の問題だな。
緑『 これからさ、仲良くしよな？』
神ちゃんの言葉に、はい、と頷く。
そしたら神ちゃんはなぜか、不満そうに顔を顰めた。
...私、なんかまずいこと言っちゃったかな...
そんなことを考えていると神ちゃんが、なあ、と唇を尖らせたまま口を開いた。
「 ...はい？」
緑『 俺ら同い年やろ？敬語とかなしでええやん 』
...顔を顰めたのは、それが原因？
「 あ、うん、そうだね 」
私の返事を聞き神ちゃんは、それでええ、って満足気に頷いた。
ちょうどその時、私の家に着いた。
「 あ、私の家ここ 」
家を指差して言う。
緑『 あ、そうなんや 』
「 じゃあ、送ってくれてありがとね 」
神ちゃんにお礼を言って、頭を下げる。
緑『 ええってええって！ ...でも、今度からは気をつけるんやで？』
「 うん、わかった 」
緑『 ほな、帰るわ。...今度また、Aがバイトしとる店に行くな？』
「 是非来て！」
神ちゃんは顔をくしゃっとして笑うと、手を振りながら帰って行った。
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有菜(プロフ) - はい！応援させていただきます！ (2017年3月16日 9時) (
レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 有菜さん» コメントありがとうございます！ほんとに嬉しいお言葉ばかり、ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
有菜(プロフ) - 胸キュンがやばいです笑これからも更新頑張ってください！毎日楽しみにしてます。これからもドキドキするお話を待っています！このお話、大好きな作品です！ (2017年3月16日 9時) (レス) id: df1b5d06ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年2月22日 16時
