＃６３ ページ16
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「 ……１番無責任な言葉になっちゃうかもしれないけど……、応援するってことしか、私には言えない気がする 」
桃『 ええよ。１人で抱え込んでるより、誰か１人でも理解してくれる人がおるってだけで、だいぶ気が楽やから 』
「 余計なことはしたくないけど、協力はするからさ 」
うん、ありがと と笑って下を向いた小瀧は、なんだか微妙な表情をしていた。気が楽 と言った割には、スッキリとはしていない様子だった。
堪らず まだ何か言いたそうだね と言ってしまうと、こちらに向けられた小瀧の目は驚いたように見開かれていた。驚いているように見えるその表情に、なぜか私もびっくりしてしまう。
桃『 …なんで村瀬はそんなに人のことがよぉわかんねん(笑) 』
「 いや、小瀧がわかりやすいだけでしょ？(笑) 」
桃『 …�陲舛磴鵑福�Aって意外と人のこと見てるよなってボソッと呟いててん 』
いつかは忘れたけど と付け加えた小瀧の言葉に、唐突に�霤沈萓犬量樵阿�出てきただけで、心臓の動きが早くなっていく。
私がいないところで、先生が私の名前を出していたってだけでも驚きなのに、そんなことを言ってくれてたなんて……。
そうして胸が高鳴っていく反面 ああそうか とどこかで冷静になっている自分もいた。
先生は 担任だから 私のことを見てくれていたんだ。きっと、ただそれだけ。転校生である私を、先生は常に気にかけてくれていた。
その中で私を見ていて、素直にそう思ったから言ってくれただけだ。舞い上がっちゃいけない。
小瀧に そうなんだ、そんなことないのにね となんとか返した私の声は、自分でもびっくりするぐらいに小さかった。
事実をわからないところまで詮索して、勝手に結論を出して、勝手に落ち込んで。……私はほんとに、先生のことになるとすぐにネガティブになってしまう自分が大嫌いだ。
桃『 いや、でも、今ならわかる。�陲舛磴鵑�言うてた意味が 』
「 ……え？」
私は小瀧の言葉の意味がわからなくて、自分の手元に向けていた目を小瀧の方に向けた。普段と違ってセットされていない小瀧の柔らかな髪が、夜風に揺れる。
桃『 村瀬は人のこと、ちゃんと見てるよ。俺らのことも。……多分、せやから、村瀬には俺の気持ち打ち明けてもええかなって思えてん 』
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ぽっぴん(プロフ) - かりんさん» そんなことないですよ！ほんとにありがとうございます！ (2019年6月4日 21時) (
レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - ぽっぴんさん» とても人を惹きつける文章をお書きになるので尊敬していますm(_ _)m！ (2019年5月29日 0時) (レス) id: eff140c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - この作品大好きです！これからも楽しみにしています♪ (2019年5月16日 16時) (レス) id: eff140c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - はまねさん» コメントありがとうございます！これからもたくさんキュンキュンしていただけるように頑張りますね！ (2019年4月23日 21時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2019年3月17日 23時
