＃４５ ページ45
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それから１５分ぐらいして、榛名と小瀧は公園にやって来た。……２人を待っている間、私はしげといつものように話せてたかな。逆に意識しすぎてたんじゃないかな とも思う。
ベンチに並んで座る私達を見つけると、榛名は表情を変えてこちらに駆け寄って来た。下駄だからいつもより走るのが遅いところがちょっと可愛かったり。
『 ２人共何してるん！私達ほんまに心配したんやから…！』
榛名のその必死な顔つきを見れば、私達を心配してくれていたことなんて、手に取るようにわかった。だからこそ、申し訳なくなる。ごめんね と謝ることしか、私にはできなくなってしまう。
桃『 ハル、落ち着けって。こうやって見つかったんやから、もうええやろ 』
榛名の隣に立った小瀧が、榛名を宥めるように彼女の頭をポンポンと撫でる。
赤『 真野、ほんまにごめんな。……いくら俺が村瀬探すのに必死になったったとはいえ電話に出ぇへんかったんは申し訳なかったと思うわ 』
しげがもう一度 ごめん と言って頭を下げると、榛名は わかったから と言って、しげから目を逸らした。
桃『 しげも村瀬もごめんな。…でも、こいつほんまに２人のこと心配してたからさ 』
赤『 悪いのは俺やから。……ほら、もう帰ろ 』
立ち上がったしげにつられて、私も立ち上がる。歩き出すと、自然に隣にやって来たのは、榛名だった。
しげは 悪いのは俺 だと言ったけど、あれはどういう意味なんだろう？私とはぐれてしまった自分が悪いって、そう言ってるのかな？
……元々、悪いのは私だ。まともにしげと連絡を取ろうともせず、隣にいた大好きな存在に、胸を躍らせてしまって。
きっと、私が自覚しないところで、調子に乗ってしまっていたんだ。
�霤沈萓犬僕甍瓩鯔�められて、�霤沈萓犬醗貊錣鵬峅个鮓�て。……そんな、非日常的な場面に居合わせて、私は周りを見れていなかった。
……その上、しげに嘘までついてしまった。この嘘を、私はこれからもずっとつき続けるんだろうと思うと、なんだか苦しくなった。
目の前を、小瀧の横に並んで歩くしげの背中を見つめる。小瀧より背は小さいけれど、ガタイの良さは圧倒的にしげの方が上だ。
しげって、こんな男らしい身体してたんだ……と、そのガッシリとした背中を見ながらボーッと考えた。
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あたさん(プロフ) - 初コメです！もうほんとにほんとにキュンキュンしっぱなしです、！この作品めちゃすきです (2019年3月18日 16時) (
レス) id: 3f86506fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - momo1013さん» コメントありがとうございます！とろけないように頑張ってください！（笑）これからもよろしくお願いします！ (2019年3月8日 14時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
momo1013(プロフ) - 更新お疲れ様です！�霤沈萓犬�好きすぎてとろけてしまいそうなです笑これからも応援しています！！ (2019年3月8日 0時) (レス) id: c43fc114f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！いや〜〜ほんと嬉しいお言葉しかなくて恐縮です…ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月7日 20時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - うう〜〜今一番だいっすきな作品です！�霤沈萓犬�っこよすぎて好き〜、、となりますし、しげちゃんはしげちゃんでしげちゃんーーー！となります（ ; ; ）すごい綺麗で儚くてなんだかもうとてもこのお話が好きです。更新毎回楽しみにしてます、頑張ってください(^○^) (2019年3月7日 12時) (レス) id: 29496046fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2019年2月17日 23時
