＃３４ ページ34
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榛名に奢ってもらったかき氷を 美味しい美味しい と嬉しそうに小瀧が食べ、しげが買ってくれたたこ焼きの熱さとみんなで闘い、お祭りに来たら絶対食べるクレープも食べて。……ほんとに、楽しい。
桃『 そろそろ場所取らなあかんな 』
そんな小瀧の一言で、場所取りとジュースや食べ物の買い出しに、２人ずつ分かれることになった。
グッパーした結果、しげと私がグー、榛名と小瀧がパーになった。
赤『 まーた村瀬と一緒かい！』
「 嫌なら別に良いんですけど？」
赤『 はいはいごめんて。……じゃあ俺らは買い出し行ってくるから、良い場所取っといてな〜。……ほら、行くで村瀬 』
「 ちょっ、待ってよ 」
榛名と小瀧に早口でそう言ったしげは、スタスタと歩き出した。……ほんと、もうちょっと気遣いってものができないの？私下駄履いてるんですけど？？
「 人多すぎない？」
赤『 もうちょいで花火やからさっきより増えたんやろな 』
とりあえず、ジュースを買いに行こうと、さっき見かけたジュースを売っていた屋台に向かう。
みんなでワイワイと騒いでいたあの時より、確実に人が増えている。…下駄履いてるし人と多いしで、しげの隣を歩こうと思っても、流されそうになってしまう。
赤『 …悪いな、歩かせてもうて。足大丈夫？』
「 ……え？」
しげのその言葉が、突然すぎて。理解するのに、少し時間がかかってしまった。……しげが、私の心配をしてる…？
横を見上げると、困ったように後頭部をグシャグシャと掻くしげ。汗っかきのしげの首には、汗が滴っていた。
赤『 ほんまは村瀬も真野も下駄履いとるから場所取りしてもらった方が良かったんやけど……小瀧も俺も、さすがに女子２人にはできひんかったから 』
「 ……そう、なんだ。……なんかごめんね、色々考えさせちゃって… 」
まさか、しげと小瀧がそんなことを考えてくれていたなんて。だから普通に男子と女子で分かれずに、グッパーしてくれたんだ。
「 ……グッパーして榛名と私が一緒になったら、どうしてたの？」
赤『 そうならへんように、俺と小瀧はずっと違うの交互に出しててん。…そうしよって、お前らに気づかれへんように打ち合わせ済みやから 』
作戦成功やな ってピースと共に向けられたしげの笑顔は、屋台の明かりのせいかはわからないけれど、なんだか眩しかった。
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あたさん(プロフ) - 初コメです！もうほんとにほんとにキュンキュンしっぱなしです、！この作品めちゃすきです (2019年3月18日 16時) (
レス) id: 3f86506fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - momo1013さん» コメントありがとうございます！とろけないように頑張ってください！（笑）これからもよろしくお願いします！ (2019年3月8日 14時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
momo1013(プロフ) - 更新お疲れ様です！�霤沈萓犬�好きすぎてとろけてしまいそうなです笑これからも応援しています！！ (2019年3月8日 0時) (レス) id: c43fc114f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます！いや〜〜ほんと嬉しいお言葉しかなくて恐縮です…ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月7日 20時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - うう〜〜今一番だいっすきな作品です！�霤沈萓犬�っこよすぎて好き〜、、となりますし、しげちゃんはしげちゃんでしげちゃんーーー！となります（ ; ; ）すごい綺麗で儚くてなんだかもうとてもこのお話が好きです。更新毎回楽しみにしてます、頑張ってください(^○^) (2019年3月7日 12時) (レス) id: 29496046fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2019年2月17日 23時
