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4人で一斉に振り返ると、そこに立っていたのは、霤沈萓犬世辰拭
先生の姿を見るだけで心臓が音を立ててしまう辺り、私は相当やばいんだと思う。
紫『 ……うわ!これすげぇな!手作り?!』
近づいてきて私の手元にあるガトーショコラを覗き込んだ先生は、目を見開いて感嘆の声を上げた。
先生の手には教室の鍵が握られているから、きっと、昨日みたいにここの戸締まりをしに来たんだろうなって悟った。
桃『 陲舛磴鵑海譴垢瓦覆ぁ!手作りやで!』
ほぇ〜〜!と言いながら、先生は榛名と私を交互に見る。2人揃って首を横に振ると、
紫『 え、じゃあこれは誰が作ったん?』
ってガトーショコラをまじまじと見つめながら首を傾げた。
そんな先生に、しげがこのガトーショコラの事情を説明してくれる。
紫『 進藤がなぁ……あいつ、こんなん作れたんや、すごいな 』
『 進藤さんは女子力が高いって有名なんやで?』
紫『 そうやったんか 』
桃『ってか、陲舛磴鵑眇べてみ?まじで美味いから!店で出せるレベル!』
小瀧にそう言われ そこまで言うなら… と頰を綻ばせた先生は近くの椅子を引っ張ってきて、そこに腰を下ろした。
私が手前の席にいたから仕方ないんだけど………霤沈萓犬私が使ってる机に腕を置いたから妙に距離が近くなってしまって。
私はそっと身体を後ろに退け、背凭れに体重を預けた。……これ以上近い距離でいたら、多分私の心臓は破裂してしまう。
紫『 な、これ1口もろてもええ?』
誘った当のしげと小瀧は、まさかのまさか、既に食べ終えてお皿とフォークを捨ててしまっていて。
私の向かい側に座る榛名は、たった今もぐもぐとガトーショコラを頬張っている。
そんな状況を把握したのか、霤沈萓犬郎い辰燭茲Δ鉾を下げて笑いながら、私に小声で聞いてきた。
「 あ、霤沈萓犬大丈夫なら、全然…… 」
意味もなく どうぞどうぞ と手で少し残ったガトーショコラを示す。
……霤沈萓犬大丈夫なら って、私は一体なにを言ってんだ。大丈夫じゃないのは、私の方なのに。
これって間接キスになっちゃうじゃん…?!って心の中でパニックになっているのは、私の方なのに。
…まあ、間接キスになっちゃうってのは霤沈萓犬發錣ってて、わかった上で困ってるんだろうな。
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あたさん(プロフ) - 初コメです!もうほんとにほんとにキュンキュンしっぱなしです、!この作品めちゃすきです (2019年3月18日 16時) (レス) id: 3f86506fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - momo1013さん» コメントありがとうございます!とろけないように頑張ってください!(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 14時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
momo1013(プロフ) - 更新お疲れ様です!霤沈萓犬好きすぎてとろけてしまいそうなです笑これからも応援しています!! (2019年3月8日 0時) (レス) id: c43fc114f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - 山田さん» コメントありがとうございます!いや〜〜ほんと嬉しいお言葉しかなくて恐縮です…ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年3月7日 20時) (レス) id: 1fa1f8a122 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - うう〜〜今一番だいっすきな作品です!霤沈萓犬っこよすぎて好き〜、、となりますし、しげちゃんはしげちゃんでしげちゃんーーー!となります( ; ; )すごい綺麗で儚くてなんだかもうとてもこのお話が好きです。更新毎回楽しみにしてます、頑張ってください(^○^) (2019年3月7日 12時) (レス) id: 29496046fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2019年2月17日 23時