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黄『 あれ、A?』
ともちゃんにどきどきさせられたあの日から、3日ほど経った昼休み。私は、屋上のベンチで購買のパンを頬張っていた。
声が聞こえて振り返ると、屋上のドアの前に淳太くんが立っていた。目が合うと、淳太くんはふわりと笑った。
黄『 やっぱAや。……なに?1人でお昼食べてるん?』
「 うん。……今日さ、サキが学校休んでて。……あ、サキっていうのは私の唯一って言って良いほどの友達なんだけど…!」
黄『 唯一って、そんなことないやろ 笑 』
「 それがあるからこうして1人でお昼食べてるんでしょ… 」
教室で1人お昼ご飯を食べるぐらいだったら、屋上に来た方が良い。
今日は晴れていて気持ち良いし、周りに誰もいないからか、不思議と1人でも寂しい感じはしないから。
黄『 じゃ、俺と一緒に食べようや。……隣、座ってもええ?』
そう聞いてきた淳太くんは、右手に購買で買ったであろうパンを持っていた。
全然良いけど… と頷くと おっしゃ、ありがと って淳太くんは満足そうに笑って隣に座ってきた。
「 ってか、淳太くんも屋上でお昼食べようとしてたの?1人で?」
隣でパンの包みを開ける淳太くんに、疑問に思ったことをぶつける。
いただきます と手を合わせてからパンに齧りつくところが、なんとも淳太くんらしい。
黄『 俺、Aが知らんだけで結構屋上来てるんやで?』
メロンパンを口いっぱいに詰め込んでそう答えてくれる淳太くんは頬が膨らんでて、さながらリスのようだ。
「 え、そうなの?」
黄『 うん。…俺にもな、1人になりたい時があるんやで?』
「 なに、病んでるの?」
黄『 ちゃうって 笑 ………ただほんまになんとなく、1人になりたいだけ。それが今日やったから来てみたら、たまたまAがおった。…それだけやで 』
「 ふぅん………偶然ってすごいねえ…… 」
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音翔(プロフ) - お疲れ様でした。ほんとに大好きな作品で、更新を毎日楽しみにしてました!終わってしまうのがとても寂しいです。。また何度も読み返します!また素敵な作品を楽しみにしています! (2019年1月21日 23時) (レス) id: 16cd2408d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - よりさん» コメントありがとうございます!素敵だと言ってもらえるなんて身に余るお言葉ですありがとうございます( ; ; )これからも頑張っていきます! (2019年1月16日 21時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - たこやき。さん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんきゅんを届けていたらそれほど嬉しいことはありませんありがとうございます( ; ; ) (2019年1月16日 21時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - き た む らさん» コメントありがとうございます!嬉しすぎるお言葉ですありがとうございます( ; ; )番外編!ネタがありましたら絶対書かせていただきます! (2019年1月16日 21時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
より(プロフ) - お疲れ様でした。本当に大好きな作品の一つでした。終わってしまって寂しい気持ちもありますが、素敵な作品をありがとうございました。 (2019年1月15日 18時) (レス) id: c591710770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年9月6日 22時