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シャーペンを握り締め、淳太くんの言葉に耳を傾ける。
黄『 私達は、仲の良い友達になって40年ぐらいになるんですよ 瓠帖弔海譴蓮現在完了形になるのわかる?』
「 ………あ〜……現在完了形の…継続?」
黄『 そうそう。まあ答え言うと、 We have been good friends for about 40years 瓩砲覆鵑佑 』
淳太くんの良すぎる発音に軽くびっくりしながら うん と頷き、とりあえず答えを書いていく。
黄『 継続はな、過去のある時点から現在まである状態が続いてることを表すねん。………せやから、…… 』
「 ……1番だけで疲れた… 」
黄『 なんでやねん。……ほれ、2番は自力でやってみ 』
淳太くんにぺちっと頭を叩かれて、なんとかプリントの問題と向き合う。
「 …… 好きになって随分経ちます 瓩世辰董……………一途だね〜 」
そんなことを意味もなく呟き I have… 瓩判颪い討い。…なんだ、1番で躓いてたけどこっちは簡単じゃん。
黄『 ………俺も結構一途やけどなあ 』
「 え?なに言ってんの?笑 」
シャーペンを進めつつ言葉を返すと、淳太くんは黙り込んでしまった。
黄『 なあ、A 』
「 ん〜?」
黄『 ………………顔、上げてや 』
そう言ってきたた淳太くんの口調が、今までのとなんだか違って。
なんだろう?と思いながら、顔を上げた瞬間だった。
机に肘をついて腰を浮かせた淳太くんの唇が、私の唇に触れたのは。
淳太くんの唇は、想像以上に柔らかくて。驚いて目も閉じられなかった私と、淳太くんの薄く細められた目の、互いの視線が交わる。
私から離れた淳太くんとは、目が合ったまま。……くりっとした大きな目は、やっぱり、いつ見てもきれいだ。
黄『 …………………俺も一途にAのこと想ってんねんけど 』
「 …………………え……?」
黄『 Aのこと、好きです 』
「 …… 」
黄『 ……もうほんまに…こんなに本気になるつもりやなかってんけどなあ 』
そう言って自分の髪をくしゃくしゃとした淳太くんは、少し、苦笑いしていた。
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ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時