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#178 ページ31

「 …望はさあ 」



家に着くと、まだ誰も帰ってきていなかった。




制服から着替えてリビングに下りると、望がソファーに座って携帯をいじっていて。


その隣に腰を下ろしながら、なんとなく、話を切り出す。




望は携帯から目を離し ん?と言いながらこちらを見てくる。


ちゃんと人の話を聞こうとしてくれる望は、こういうさり気ない優しさがあるからモテるんだろうな……



そんなことを思いながら口を開く。







「 ……何人かの女の子に、一気に告白されたことって、ある?」


私の問いを聞き、望は一瞬きょとんとした後 ああ〜…… って言いながら苦笑いを浮かべた。






桃『 いやまあ、自分で言うのもあれやけど、…そういうのはしょっちゅう…… 』


「 うん、やっぱそうだよね 」





ほんとのことを言うと 絶対あるだろうな って思いながら望に聞いた節はある。だって、望モテるし。



私が頷くと なんやねん って望はけらけらと笑ってる。







「 ……そういう時、望はどうやって答えてるの…?」


そう聞くと、望は そんなん簡単やで ってあっけらかんとした口調で答えた。







桃『 自分がその子のこと好きやなあとか思ったり、…まあ、好きとまではいかんでも、この子と一緒におったら楽しいなあって思える子からの告白やったら、受けてるで?』


「 なるほど…… 」


桃『 ま、最近は告白されても受けてへんけど 』



望はそう言うと、再び携帯を見始めた。




望と、……っていうか、このシェアハウスのメンバーと付き合ったら、絶対大変なことになるよね……


女子から妬まれて、なにされるかわかんないし……





そのことを思うと、崇裕くんと大ちゃんと流星に告白されたことに、普通に驚く。


私なんかよりもっと可愛い子はたくさんいるのに、なんであの3人は私なんかを……







桃『 なんでそんなこと聞くん?』


携帯をいじっていた手を止めた望が、不意にそう言いながらこちらを見てくる。





「 ん〜………なんとなく?」


桃『 絶対うそやん 笑 』


「 ……………………なんでわかっちゃうかな… 」


桃『 Aさん、うそつくの下手すぎんねん 』





笑いながらの望に、私はなにも反論できなかった。


うそをつくのか下手だってことぐらい、自分が1番よくわかってるし……

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ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時

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