#177 ページ30
大ちゃんの告白から、3日が経った。
大ちゃんには、崇裕くんや流星に告白されたことも伝えて 考えさせてほしい って答えた。
崇裕くんと流星に告白されたことを伝えても、大ちゃんは驚くことなく、冷静に わかったわ とだけ言って頷いてくれた。
放課後の駅のホームで、ため息をつく。……これももう、何回目になるだろう。
最近は暑くなってきて、少し動くと汗ばむようになってきた。
シャツをぱたぱたとさせながら、3日前のことを思い出す。
大ちゃんは私に告白してくれた時 動かへんとなにも変わらへんってわかった と言っていた。
一体それは、どういう意味なんだろう?
大ちゃんが危機感を抱くようなことが、何かあったのかな……
私なんかに、焦ることなんてなかったと思うのに。
……もしかしたら大ちゃんは、崇裕くんや流星の気持ちに、とっくのとうに気づいてたのかな。
だから、告白されたことを伝えても、あんまり動揺しなかったのかな……
色んなことを悶々と考えながら俯いた時、
『 よっ 』
「 いてっ 」
不意に軽く頭を叩かれて、……振り向けば、そこにいたのは望だった。
「 ……望… 」
桃『 そんなに痛くなかったやろ、大袈裟やなあ 』
私を見下ろす望に 痛くなかったけど…… と答えながら、意味もなく、リュックを背負い直す。
桃『 一緒に帰ろうや 』
「 うん 」
頷くと よっしゃ と望は笑って、私の隣に立った。
正直、こうして一緒にいるだけで周りの女子の視線が痛かったりする。
甘いルックスと抜群のスタイルの望は、やっぱり、人気はすごいから。
だけど 今日授業中にさあ って楽しそうに話してる望を見たら、なんだかそんなこと、どうでも良くなっていくような気がした。
1912人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時