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#161 ページ14

「 ………え 」



出てしまった私の声は、相当間抜けだったと思う。……流星は一体、なにを言ってるの…?





青『 …俺のことまた信じてくれたの、ほんまに嬉しかってん 』


「 ……う、ん…… 」


青『 ……前に俺が、Aのことが大事って言うたの、覚えてる?』



流星に、女遊びをやめてほしいって言った時だよね。……私のお願いを、流星はあの時から守ってくれてる。


そんなことを思い出しながら 覚えてるよ って小さく頷いた。






青『 …俺、あん時はなんでAが大事なんか、わからへんかったけど…… 』


流星はそこで言葉を切ると、抱きしめていた腕を解き、私の肩に手を置いてしっかりと目を見つめてきた。


上がった眉と、少し垂れがちな流星の目。その眼差しが真剣で、私も目が逸らせなくなる。







青『 ……でも、Aが大事やと思う理由、今ならわかる 』


「 …… 」


青『 好きやからやねん、Aのこと 』


「 ……っ 」




二度目の流星からの 好き という言葉に、どきどきを通り越して、緊張してくる。





青『 もう、それ以外考えられへんねん。Aが好きやから、大事やから、……Aのこと悲しませたくなくて、女と遊ぶのも、すぐにどうでもええって考えるのも、全部やめた 』


「 ……流星… 」



流星が私を好きだなんて、よくわからなくて、信じられない。


こんなイケメンな流星なら、私なんかより、もっと可愛い女の子が手に入るはずなのに。…でも、流星が言ってることはそういうことじゃないんだろうな。



私のためにしてくれたという健気さが、流星らしくて、嬉しい。







青『 ………Aは、どうなん?』


私の肩に置いていた手を、流星は今度は頬に添えてきた。


やっぱり大きいくて温かいけれど、少し震えてる。……こうやって気持ちを伝えること、流星も緊張してるのかな。

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ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時

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