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青『 望にな 』
あと少しでシェアハウス着くというところで、流星がそんなことを言うから、心臓がどきりと跳ねる。
……さっきまでそんな素振り見せなかったのに、なんで急に望の話を……
青『 ちゃんと、説明してもらった。昨日の朝のこと 』
「 ………うん、そっか 」
望は、大ちゃんと流星にどんな話をしたんだろう。どんな言葉を届けたんだろう。
頷き考えていると、シェアハウスの前に着いた。
青『 ただいま 』
「 ……ただいま〜 」
流星と共に玄関に入ったけど、返事はない。靴が全然置かれてないから、まだみんな帰ってないんだな。
そんなことを考えながら、ローファーを脱ごうと屈んだ時。
…………大きな手に肩を掴まれて強い力で後ろに引っ張られた。
その勢いで振り向くと、流星の目と目が合う。……流星はそんなのお構いなしに、今度は私の肩を押した。
「 ……うわっ… 」
可愛くない声を出しながら、玄関で尻餅をついてしまった。……見上げると、私を見下ろす流星。
突然の乱暴な行動に、流星のことが少し、怖くなってくる。
「 ……流星…どうしたの………?」
震えそうになる声と身体を必死に抑えて、流星に問う。
青『 ………ごめん 』
流星は一言そう言うと、私と目を合わせるように屈んで、そして、抱きしめてきた。
青『 …………痛かった?』
「 痛くはなかった、けど……… 」
青『 ……ほんまにごめん。……Aが誰かに取られるとか、俺、嫌やねん 』
「 ……へ……?」
言葉の意味がわからない私の鼓膜を震わせたのは、流星の低い声。
青『 好きや、A 』
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ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時