#159 ページ12
『 なんでこんなとこでそんな大声出して泣くんっ…!?あほちゃう…!?』
私が泣いているところを見て、彼女は慌て始めた。
あたしが泣かせてるみたいやろ…!って慌ててる彼女は、自分のことしか考えられないのかな。
「 ……私が泣いてるのはあなたのせいじゃないです…!……でも流星はきっと、あなたのせいでたくさん傷ついて、たくさん泣いてるんです…!だから……!」
謝ってください …………そう言おうとした私を遮ったのは、流星だった。
青『 A、……もうええから 』
「 流星……!」
青『 ほら、こんなぶっさいくな顔外ですんなや 笑 』
流星は涙でぐちゃぐちゃになっているであろう私の顔を、笑いながら拭いてくれた。
そしてまた、私の手をぎゅっと握ってくれた。そのことに安心して、また涙が出そうになる。
青『 ……もう俺のことは放っといて。俺に関わらんといて 』
流星は彼女を睨みつけると 行くで って私の手を引っ張った。
「 流星………!…あの人まだ、流星にちゃんと謝ってくれてない…!流星のこと、たくさん傷つけたのにっ……!」
私の言葉に足を止めた流星は、こちら見てふっと笑った。
青『 どうせあっちは女の子泣かせたみたいになってるやろ。………この後彼氏が来るまで1人であの場におり続けるあいつの気持ち考えたら、これで十分 』
「 ………流星… 」
青『 …………俺のこと守ろうとしてくれて、ありがとうな 』
流星、気づいてたんだ…………………そのことに驚きながら、私は俯いて首を横に振った。
青『 ………帰ろっか、な?』
その言葉になにも言わずに頷くと、流星は繋いだ手を引っ張って歩き出した。
駅を出て空を見上げると、昨日と同じぐらい、どんよりとしている。
「 ………雨降りそう。最近天気悪いね 」
私の言葉を聞いて上を見た流星は そうやな って頷いた。
1912人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽっぴん(プロフ) - ポチャ桐子さん» お優しい言葉をかけていただけるだけで救いになります( ; ; )本当にありがとうございます…! (2018年7月11日 19時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
ポチャ桐子(プロフ) - 大変でしたね、こんな言葉だけじゃ何の助けにもならないけど頑張って下さいね、ずっと応援しています。 (2018年7月11日 8時) (レス) id: bb8d77dd99 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ですよね!私も隅に行きます笑 (2018年6月9日 23時) (レス) id: fcaac9151c (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 私、今大学生なんですけど、高校の頃、ぽっぴんさんと同じこと思ってました。 (2018年6月8日 22時) (レス) id: 61a68463b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぴん(プロフ) - みなみさん» ほんとですかありがとうございます!( 笑 ) (2018年6月8日 22時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽっぴん | 作成日時:2018年5月18日 19時