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『 ねえA 』
「 ん?」
照史先輩とはなんの進展もないまま、夏休みに入って。
照史先輩と遊んだりしないまま、夏休みが終わった。
何度も遊びに誘おうかと思ったけど、もうちょっとってところで勇気が出なかった。
『 照史くん、来週の31日が誕生日なんだよ 』
「 え、そうなの?」
初めて知った。
照史先輩、8月31日が誕生日なんだ。
831……やさいって、なんだか覚えやすいな。
頷いたナナは、にやりと片口角を上げた。
『 だから誕生日にさ、告白してみたら?』
「 …は!?」
私の大声に、教室でざわざわと騒いでいたみんながこっちを見てきた。
『 ちょっとA、声でかい 』
しーっと人差し指を立てたナナに、ごめん、と小さな声で謝った。
その内に、教室はいつも通りの騒がしさを取り戻したから安心した。
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みき(プロフ) - スゴくキュンキュンするストーリーで、良かったです。付き合ってからの続編希望します。 (2017年9月4日 0時) (レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2017年8月31日 0時