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照史先輩と共にやって来たのは、屋上だった。
橙『 夏休み、元気してた？』
屋上の柵に背中を預けた照史先輩が、そう言って首を傾げた。
プレゼントが入った袋を両腕で抱え込んで、照史先輩の隣に少し間を空けて並んだ。
「 それなりに……あ、ほとんどバイトしてましたけど… 」
橙『 ナナとは遊ばんかったん？』
「 あ、海には行きましたけど…それぐらいですかね 」
ナナのことを聞いてくるだけで、胸が痛くなる。
プレゼントを抱え込んだ腕に力を入れた時、
橙『 それ、俺にくれるん？』
照史先輩と声が、すぐ近くから聞こえてきた。
顔を上げると、少し空いてた間が埋められてて、すぐ隣に照史先輩がいた。
「 ……っ 」
鼻を擽る照史先輩の甘い匂いだけで、どきどきと胸がうるさい。
どうしよう、どうしよう……
照史先輩との近すぎる距離に戸惑って、頭の中は大パニック。
こんなんで、大丈夫かな……
ナナに言われたんだ。
『誕生日プレゼント渡したら、ちゃんと告白するんだよ！』って。
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みき(プロフ) - スゴくキュンキュンするストーリーで、良かったです。付き合ってからの続編希望します。 (2017年9月4日 0時) (
レス) id: b4e2f9f02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年8月31日 0時
