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「 なんか、緊張する… 」
黄『 なんでやねん 』
少し笑いながらツッコミを入れてきた淳太の言葉に、答えられない。
一緒に寝てる相手が淳太だから、なんて言えるわけがない。
向かい合っているわけでも、背を向け合っているわけでもない。
淳太も私も、見つめているのは、暗い天井。
ただそれだけなのに、すぐそばに淳太の温もりがあることで、心臓の動きが速くなった。
これは当分寝られそうにないなって、小さくため息を吐いた時、淳太の小さな寝息が隣から聞こえてきた。
隣を見遣ると、…淳太は目を瞑ってて。
少し身体を起こして、淳太の寝顔を見つめる。
淳太の寝顔は、とてもきれいで。穢れなんて、一切なくて。
きっと、親からも友達からもメンバーからも、たくさんの愛をもらってるんだろうなって、そう思った。
……私とは、大違いだ。
また出てきそうになったため息を飲み込んで俯いた時、
黄『 そんなに見られたら、寝られへんのやけど 』
……淳太の声が、聞こえてきた。
「 …え、」
慌てて顔を上げると、……寝てたはずの淳太と、目が合った。
「 …起きてたの……？」
黄『 寝たふりやって、気づかんかった？』
淳太はそう言うと、からかうように口角を上げた。
「 …意味わかんない 」
そのいたずらっぽい笑顔を睨んで、私は淳太に背を向けて布団に潜り込んだ。
黄『 おーい、Aさーん？』
布団の上から、肩をちょんちょんとつつかれる。
布団から少し頭を出し、顔だけ振り返って淳太を見る。
黄『 寝られへんの？』
「 ……淳太が隣にいるの、なんか、緊張しちゃって… 」
黄『 …ほら、せやったら俺、ソファーで寝るわ 』
「 え、……ちょっ 」
起き上がってベッドから出ようとした淳太の細い腕を慌てて掴む。
黄『 どないしたん？』
振り返って首を傾げた淳太の声は、優しくて。
私はなんだか恥ずかしくなって、淳太から目を逸らすように俯いた。
「 ソファー、……行かなくて良いから、…ここにいて… 」
ああもう、自分らしくない言葉に更に恥ずかしくなる。
きっと、私の顔は真っ赤だと思う。
黄『 …… 』
淳太がなにも返事をしないことに焦って、淳太の腕を掴む手に少し力を込めた時。
黄『 …なんや、…色々あかんな 』
そんな淳太の声が聞こえたと思った途端、…いつの間にか、背中にはベッドの感触があって、視界いっぱいに淳太の顔が広がっていた。
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(*≧∀≦*) - 素敵な話をありがとうございます。告白のシーン、夜中に見てヤバくて続きが知りたくてしょうがなくて結局おまけまで、見てしまいました。(*≧∀≦*)これからも、頑張って下さいね。応援していまーす。(*^ω^*)こんな時間にすみませんでした。 (2017年10月12日 1時) (
レス) id: fcb5e99237 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 木坂さん» コメントありがとうございます！全ての言葉が、本当に嬉しすぎます！本当にありがとうございます！番外編、楽しみにしていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年8月21日 13時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
木坂(プロフ) - お疲れ様でした。ありがちな恋の作者を見た時に「さすが」と声が漏れてしまいました笑いつも楽しく見させていただいております。今回も最高でした。次回作も楽しみにしております。頑張ってください。ありがちな恋、お疲れ様でした！ (2017年8月20日 2時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - なーりさん» コメントありがとうございます！はい！書かせていただくので、楽しみにしていてください！ (2017年8月19日 23時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます！番外編、頑張って書かせていただくので、楽しみにしていただけると嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年8月19日 23時) (レス) id: a5448099dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぴん
| 作成日時：2017年7月29日 12時
