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高校2年生の冬、
緑『 なあ、……俺と付き合ってくれへん?』
仲が良かった神山智洋に、私は突然告白された。
「 へ、」
緑『 嫌、やったかな?』
「 そんなことない!……私も、神ちゃんのこと好きっ… 」
緑『 んは、良かった。……なら、これからよろしくな、………俺の彼女さんとして 』
「 うんっ… 」
実際、当時の私は神ちゃんに密かな恋心を寄せていた。
だけど神ちゃんはモテモテなやつで、私はただの仲が良い女友達の関係で終わるんだろうな、って思ってた。
だけど、予想外に実ってしまった恋。
嬉しくて嬉しくて、神ちゃんと一緒にいる時、私は幸せだった。
赤『 このリア充め、俺の前でいちゃつくな 』
当時、神ちゃんと私の先輩だったしげはよく嬉しそうに笑いながらいじってきてた。
しげは神ちゃんと仲が良かったし、私は神ちゃんのことが好きなことをしげに相談してたし、だからこそ私達が付き合うことになって、しげは嬉しかったんだと思う。
赤『 あんなん演技に決まってるやろ、俺はあん時からAのこと好きやったんやから 』
しげと付き合うことになった時、そんなことを言っていたけれど。
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作者名:ぽっぴん | 作成日時:2017年7月2日 0時