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「さとちゃんはぁ!わたしだけのものなのぉ!」
「他の方の迷惑になります!止めてください!」
急に誰か来たかと思えばゴスロリを着ている女の子と
その女の子を抑えるスタッフ。
「…は?」
その異様な光景に間抜けな声が出る。
俺の記憶が正しければ1番最初の子だったはず…
と考えてると
「さとちゃんはぁ!あんたみたいなぁ、地味でブッサイクな女なんて嫌いなのよぉ!」
と女の子が華に向けてペンラを投げつける。
は?俺の華に何してるわけ?
『い…っ』
ペンラは、華の弁慶の泣き所らへんに勢いよく当たった。
痛そうに蹲る華。
俺が助けないと…!
女の子がスタッフ達に連れていかれた隙を突いて華に近付く。
「大丈夫か!?」
『だ、い、じょうぶ、です…っ』
声をかけると辛そうに返す。
ゆっくりと華が顔をあげる。
お、おい、まて…っ!
俺と華の唇が重なる。
はっwこれが事故チューってやつか。
華とするなら、ちゃんとしたかったな、なんて思っていると
『ごめんなさい!』
と言って何処かに行ってしまった。
「…は?」
まて、俺…
華とキスしたぁぁぁぁあ!?!?!?
俺は、熱が帯びた顔をしながら、蹲っていた。
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「と言うわけでどうすればいい。ころん」
「いや、どーゆーわけだよ。」
控え室に戻ってころんに聞く。
「しっかし、華がリスナーとはね…」
「それは、俺もビックリした」
それはもう本当に驚いた。
長年片想いをしていた彼女がリスナーだったとは…ね。
「僕達のことバレてないなら大丈夫でしょ?」
今だけころんの呑気さが羨ましくなった。
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ランデブー - めっっっちゃ恥ずかしいんだけど (2021年1月22日 19時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - 、、、自分の失言に今頃気づいたわ。 (2021年1月22日 19時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - よく言えば神、悪く言えば、、G・O・D。ww連載頑張ってください! (2021年1月16日 10時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
あみてぃー*(プロフ) - あ、めっちゃ面白いです…!!控えめに言って神ですね! (2021年1月5日 19時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
たぴおか。(プロフ) - えなんかおすすめに流れてきて見てみたらくっそストーリー好みで発狂してたのに消す感じになってるのは本気で草。続き楽しみにしてます!!(消させる気ない) (2021年1月4日 23時) (レス) id: 5dbee833f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よつ | 作成日時:2020年11月13日 1時