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ケガを先生に見てもらい湿布を貼って手当てをしてもらった。



先生によると 軽い捻挫らしく、一歩足を前に出す度
ビリッ、と衝撃が走る。

それは、壁に体重をかけてないと歩きづらいほど。





「あ、あの…!甘実さん!」


『…?』



名前を呼ばれた気がして クルッと後ろを振り向く。


あ、あれ…



『え、っと…』


私を呼び止めたのは恐らくこの人だろう…





「あの!お、俺 甘実さんに一目惚れしてっ!だから、その…!」



「俺と付き合ってください!」



『…』


ど、どうしよう…


肯定するか、否定するか で悩んでいる理由は2つ。


1つは、ころんくんと付き合っている事


実は言うと ころんくんとお付き合いを
させてもらっている事は内密なのだ。


私が ころんくんが好きな子達に後ろ指を指されるのが怖いから
という身勝手なエゴで秘密にさせてもらっている。



と、もう1つは…


この男の人を 知らない事…!


多分、先輩だって事は雰囲気的に分かるんだけど
見慣れない顔だ…




『あの…』


あまり、人からの好意を拒むような事はしたくはなかったが仕方ない




『ごめんなさい…! 好きな人が…いる、ので…』


そう言うと 男の人はぎゅっと瞑っていた目を一瞬だけ見開いた。




「は…?嘘だろ」


『え、っ』



先程の好青年らしき顔とは裏腹に怖い人の顔になる。




「意味分かんねぇんだけど」


荒々しい言葉になり私の腕をとり、力強く引っ張ってきた。




『い…っ』


足が縺れ、今度は先程より数倍の衝撃が走る。



転けそうになった先には 男の人がいて思わず
どんっ、と音をたてて身を寄せてしまった。





「…誘ってんのかぁ?」



『ちがっ…』



すぐ離れようとするが、顎を捕まれ 上に持ち上げられた。





『んっ…!?』



男の人が無理矢理 唇を押し付けてきた。

頑張って離れようとするが後頭部を捕まれ、唇を離す事が出来ない。



嫌だ、ころんくんじゃなきゃ嫌なのに…っ









「何してんの」



途端、 私の大好きな声と共に ぶわっと彼の香りがする。






『ころ、っくん…』



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設定タグ:すとぷり , ころん   
作品ジャンル:恋愛
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もなか - 初コメ失礼します!いつもはちょっと塩なのに夢主ちゃんに何かあったらしっかり守ってあげるみたいな笑笑感じが最高に胸が貫かれました笑更新頑張って下さい! (2021年1月26日 22時) (レス) id: a441a84245 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - 初コメです。好きです!リクエストっていいですか?夢主さんが学校内でころんくん以外の男子と仲良くしていてころんくんが嫉妬してみんなの目の前でキスして欲しいです!更新頑張ってください (2021年1月26日 13時) (レス) id: 1481c22dd6 (このIDを非表示/違反報告)
Monoporize@みう - えまってめっちゃ尊い……。続き待ってます更新頑張ってくださいね! (2021年1月24日 12時) (レス) id: e542779d36 (このIDを非表示/違反報告)
みずあめ - なにこの神作品……ころんくんがイケメンすぎて尊い…。更新頑張ってください!初コメ失礼しました! (2021年1月21日 22時) (レス) id: 8c230f8989 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Im 3 | 作成日時:2021年1月21日 18時

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