拾陸.部屋か… ページ18
父「いくら、湯婆婆様のおっしゃりでもそれは…」
兄「人間は、困りますね」
…？
なんで、人間が居ちゃいけないんだろ…？
ハ「既に契約されたのだ！」
父「なんと…！」
ざわ ざわ
貴「よ、よろしくおねがい…します…！」
わたしは、深くお辞儀した。
これからお世話になる相手に対して、当然のことだ。
…ぃ …ぉい …(人１)！
貴「…！」((ﾊｯ
名前を呼ばれたことに気づき、下を向いていた顔を上げ、肩にハクの手がのっていることに気がつく。
貴「あ…ご、ごめん、なに…？」
ハ「…」
ハクは、わたしの耳元に顔を持っていくと、周りのには聞こえないくらいの声で言った。
ハ「湯婆婆の部屋の前の扉に行って。私もすぐに行く」
ハクは、わたしから離れると、うっすらと微笑んだ。
きっと、私にしかわからないだろう。
貴「…」((ｺｸﾝ
ト…ト…ト…
わたしは、その場を立ち去った。
扉の前で待っていると、後ろから、人の気配がした。
振り向くと、そこにはハクが居た。
ハ「待たせて、すまない」
貴「ううん、大丈夫！」((ﾆｺ
ハクは、私が笑うと同時に、笑った。
ハ「そうだ、君の部屋に案内するように言われていたんだ」
貴「部屋なんてあるんだ…？」
ハ「寝床くらいは、必要だろう？」
貴「そういえば、そうだね」
ハ「此処が君の部屋だよ」
貴「そうなの！？」
部屋と案内されたそこは、豪華な装飾があしらわれている、少しばかり大きめの扉だった。
貴「わたしの部屋でさえ、扉もこんなに大きくなかった…」
門に比べれば、全然小さいが、部屋と言われれば誰だって驚くだろう。
ハ「そうかい？あ、私は隣の部屋だから。何かあれば、言っておくれ。
服は揃えてあるから、仕事の内容は机の上に置いてある資料を読んでおくれ」
貴「分かった、ありがと！」
ハクは、「今日はもう、おやすみ」
そう言って、自分の部屋に戻って行った。
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雪華(プロフ) - いえいえ( ´∀｀)これからも無理しない程度に頑張ってください！ (2018年9月2日 23時) (
レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 雪華さん» いえいえ、こちらとしては指摘も優しい口調とゆーか、相手が傷つかないようにコメントしてくれる優しい人なんだなと感じました(*´ω｀*)ありがとうございます (2018年9月2日 22時) (レス) id: 6af44721dc (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 全然大丈夫です！ワタシ、ナニもミテナイOK？（笑） こちらこそ差し出がましい真似をしてしまいすみません。向上心があって素晴らしいですね。この作品大好きなのでお願いされなくてもよろしくします！！（いやむしろさせてください！笑） (2018年9月2日 21時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。指摘(？)についてですが、架空の世界でのお話なので、そこは目を瞑っていただけたらなと…wですが、そーいうコメントは今後の勉強にもなるので嬉しいです！今後もこの作品をよろしくおねがいしますm(_ _)m (2018年9月2日 21時) (レス) id: 6af44721dc (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 私もあまり詳しくはないのに口を出してしまってすみません。長文失礼しました。 (2018年9月2日 19時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白虎さん。 | 作成日時：2016年10月4日 16時
