9-28.炎のシュート ページ28
「ゴーーーーール！！ 見事なシュートチェインで雷門シュートを決めました！！ これで３対３の同点！ 後半も残りわずかとなりましたー！！」
駆け寄ってきた天馬くんとハイタッチを交わす。これでまた試合は振り出しだ。そして後半の残り時間を考えると、次にシュートを決めたチームの勝利だ。
「あと一点、絶対なんとかなるよ！」
「うん！」
聖堂山ボールで試合再開。きっと白竜くんをはじめとした相手選手たちは、フルパワーで攻め上がってくるだろう。なんとしてでもボールを奪って、シュートを決める。体力面を考えると、延長戦にもつれ込むのは避けたかった。
ホイッスルが鳴る。相手選手がボールを蹴り、試合が再開された。私と剣城はすぐさま白竜くんのディフェンスについた。
すると、白竜くんはすばやいバックパスでボールを後ろに下げた。
その先にいたのは、聖堂山のキャプテンだ。彼の背中から、青いオーラが立ち上っている。
ひ、と喉奥が引き攣った。白竜くん以外に化身使いがいるかもしれないと、どうして今の今まで考えなかったのだろう。
聖堂山は全員がストライカーと呼ばれるようなチームなのだ。昨年のホーリーロードでは、白竜くんがいなくとも決勝まで勝ち上がったチームなのだ。
青いオーラの中から現れたのは、燃え上がるように真っ赤な化身だった。
彼は呆気に取られている私を簡単にかわし、攻め上がっていく。
そして彼は、ボールを上に蹴り上げた。有り余る力を解放するかのように、化身の身体から火の手が上がる。
彼は身体を回転させて勢いをつけ、炎をまとった右足でボールを蹴った。
「爆熱ストーム！！」
先程みたいに身体で止めれば＿＿いいや、間に合わない。私には見ていることしかできない。
そのまま信助くんのもとへ向かったと思われたシュートは、ある選手によって阻まれた。
「ハンターズネット！！」
狩屋くんが、そこにいた。彼が繰り出した必殺技は、相手キャプテンのシュートによって大きく歪む。狩屋くんの表情が歪むのが、私のいるところからも見えた。
「くそっ……！」
狩屋くんが苦しげにそうもらした時、ハンターズネットは爆熱ストームによって裂けた。狩屋くんが吹き飛ばされる。
だが、狩屋くんが一時シュートを食い止めていたことによって、信助くんには時間があった。彼の背後には、青い守護神が＿＿タイタニアスがシュートを待ち構えていた。
「マジン・ザ・ハンド！！」
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春間(プロフ) - ミリアさん» 申し訳ないのですが、青天以外の小説を執筆する予定はありませんので、今回はご遠慮させていただきます。お誘いありがとうございました！ (2021年3月6日 19時) (
レス) id: 71c8355ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 19時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
春間(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 実はイナイレ以外のアニメにあまり詳しくなく……ちゃんと全話観たのはギャグマンガ日和やここはグリーン・ウッドです！ (2021年3月6日 16時) (レス) id: 71c8355ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春間 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/april_hrm
作成日時：2021年2月20日 21時
