9-24.決死のシュートチャンス ページ24
「試合再開！ 雷門取り返すことができるでしょうか！？」
ボールは天馬くんに回る。今度はドリブルに長けているメンバーでゴール前まで運ぶ作戦だ。天馬くんや神童先輩なら、フィールドの仕掛けや相手選手からのプレッシャーにもある程度対応することができる。
「風穴ドライブ！」
風には風を。天馬くんは竜巻でできたトンネルの中を進む。フィールドの仕掛けと天馬くんの必殺技で、相手選手は近づくにも近づけない。
「神童さん！」
神童先輩は自身についていた相手選手をかわし、ボールを受け取った。すかさず他の相手選手がフォローに入るが、神童先輩はそれをプレストターンでまたもかわした。
「よし、これなら……！」
ゴール前までボールを運べそうだ。あとは剣城くんと私が、それぞれディフェンスを引き離してシュートに入ることができれば＿＿言うだけなら簡単だ。恐らくそれは剣城くんのほうが早い。なら、ギリギリまで相手選手の注意を私に向けておいたほうがいい。
「神童先輩！」
大きな音に人間の注意は向けられるはずだ。ボールを回してくれと言わんばかりに先輩の名前を呼び、右手を上げる。その間、相手選手は私にボールを渡すまいと動く。
その考えを汲んでくれた神童先輩が隙を見て剣城くんにパスを出す。マンツーマンについていた相手選手より一歩先に抜きん出た剣城くんがボールを受け取り、ゴールに向かってドリブルした。
次は私についている選手をどうにかしなければ。単純に脚の速さだけでは勝てない。
フェイントで私が行きたい方向とは逆方向に相手選手の身体を向けさせる。相手選手が一瞬遅れをとった。しかし、ここから死ぬ気で走らないと追いつかれるのは目に見えている。
「剣城くん！」
「ああ！」
何とか剣城くんと並走し、合体技を打とうとした＿＿その時だ。私と剣城くんの間に、聖堂山の選手が走り込んできた。
「行かせないよ！」
「そんな……っ！」
＿＿ダメだ。合体技は打てない。剣城くんはパスを出そうとしていた脚をすぐさまシュートに切り替えた。
「バイシクルソード！！」
何とか放たれた必殺シュートは、確かに聖堂山へのゴールへ向かっていく。
その前に立ち塞がったのは白竜くんだった。
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春間(プロフ) - ミリアさん» 申し訳ないのですが、青天以外の小説を執筆する予定はありませんので、今回はご遠慮させていただきます。お誘いありがとうございました！ (2021年3月6日 19時) (
レス) id: 71c8355ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 19時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
春間(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 実はイナイレ以外のアニメにあまり詳しくなく……ちゃんと全話観たのはギャグマンガ日和やここはグリーン・ウッドです！ (2021年3月6日 16時) (レス) id: 71c8355ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春間 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/april_hrm
作成日時：2021年2月20日 21時
