231 次は恐竜の時代へ！ ページ1
パーフェクト・カスケイドが来襲した理由について、アルノ博士は語った。その意見をもとに、フェイは考察する。
「ザナーク・ドメインが倒されたことによって、エルドラドは警戒を強め、サッカー禁止令のインタラプトをパーフェクト・カスケイドによってガードした」
「つまり、奴らを倒さなければ、サッカーは取り戻せない...」
「でも、サッカーバトルには勝利したよ」
「あの時はキャプテンのレイ・ルクが出ていなかった。最初の試合で19点も取られたことを考えると、彼らはまだ本気を出していなかったんだと思う」
「不思議なことも起こったよね。パーフェクト・カスケイドとの試合中に、突然違う場所に移動させられた」
「ああ。おそらくだけど、僕たちは助けられたんだ。何者かにね」
「未来人ってこと？」
「うん。僕たちと同じ技術力をもつ者は、未来人しかいない」
振り返りもそこそこに、次のミキシマックスについて大介さんが発言した。
「次のミキシマックスの相手は、例えるならば恐竜だ！」
「きょ、恐竜！？」
「そうだ。ダイナミックミッドフィールダーだ！」
恐竜と聞いた途端に信助の目が輝く。
「どんな恐竜なんですか？スピノサウルス？イグアノドン？プテラノドンもいいですよね！」
「男ってほんと、恐竜好きだよなー」
「だって、恐竜ですよ！？カッコいいじゃないですか！」
信助は恐竜について語った。
「恐竜が誕生したのは2億3千年前。三畳紀にあたる時代です！しかし、恐竜は白亜紀末期に忽然と姿を消しました。その原因はまだまだ謎に包まれているんです」
信助は恐竜に関する知識を、まるで水を得た魚のように語った。その巨大さ、力強さだけではなく、子育てなどの生活スタイルについてもわかりやすく解説してくれた。信助の熱意が伝わってくる。
「ええーっ！すごいやんね！ウチ、今度こそミキシマックスしたいやんね！」
アーティファクトは既に用意されていた。恐竜の化石をセットし、早速向かうこととなった。
いざ、今から6805万年前の時代へ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：充滞 | 作成日時：2024年3月4日 12時
