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146 vs プロトコル・オメガ [1] ページ13
中学生の円堂監督と、アルファは言い合いをしている。アルファの足元で青い光が生まれた瞬間、フェイが反応した。
"ムーブモード"
「大変だ！」
「僕たちも行こう！」
青い光の中に飛び込む。飛び込んだ先は、夜のスタジアムだった。パッとナイター照明が点灯する。フェイ曰く、ここはフットボールスタジアムだという。ホーリーロードの前身で、円堂守が日本一をかけて戦った場所だと彼は説明した。天馬は中学生の円堂監督に話しかけ、サッカーを守る者同士、協力することとなった。試合が始まる。テンマーズ対プロトコル・オメガ。こちら側で出場するのは天馬、中学生の円堂監督、フェイ、私、そしてフェイのデュプリ。キャプテンマークは天馬の腕に巻かれている。
試合が始まると、アルファからの強いシュートが飛んでくる。中学生の円堂監督はそれを必殺技によって見事に止めてみせた。彼はとても喜んでいた。その様子を見たフェイは考察を始める。
「円堂守は入学式を迎えたばかり。現時点ではゴッドハンドを習得していないはずだ。となると、あれは時空の共鳴現象。異なったパラレルワールド上に複数の円堂守が生まれ、互いに干渉して力が高まっている状態であると考えられるよ」
「そうなんだ」
時空って共鳴するんだ。未来では研究が進んでいるんだな。ところで、時空って具体的にはどういうものなんだろう。
147 vs プロトコル・オメガ [2]→←145 11年前へタイムジャンプ！
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作者名：充滞 | 作成日時：2024年2月22日 1時
