（7）転校生 ページ8
入居は今週末となった。おそらく秋空チャレンジャーズとの練習試合がある頃だろう。
雷門の全国大会進出が決定し、登校日の今日を迎えた。昨日は間違えて登校してしまったが、今日こそが本当の登校日である。ちゃんと校門も開いていたし、通学路には雷門の生徒が数名いた。
今日のみ朝練がないため若干遅めの時間帯に登校する。昇降口で自分のロッカーに靴と上履きを入れ替え、正面校舎の2階に上がる。階段で信助とすれ違い、おはようと言い合った。彼は階段を降りる時、身軽な様子で段差を飛ぶようにして降りていた。
朝の挨拶をし合った今日はまさに「おはようシャイニングデイ」である。素晴らしい日常だ。朝の日差しに心が穏やかになる。1年C組の教室に着くと、教室はなにやらがやがやとしていた。話を聞くと想像通り、転校生の話題で持ちきりらしい。
「机一個増えてるでしょ。絶対転校生だって」
「男子？女子？」
「俺、女子がいいー。可愛いといいなぁ」
「男子に決まってるでしょ！絶対イケメンだって」
「仲良くなれたらいいな」
たしかに机が一つ増えていた。じきに「ソシラレ〜ソラシソ」とチャイムが鳴り、生徒は皆静粛にしながら朝のHRを待っていた。担任が入ってきて、その後に浅黄色の頭をした生徒が入ってきた。無害そうな顔をしている。担任は黒板に彼の名前を五文字書き、彼に自己紹介を促した。
「今日からこのクラスに転入することになった、狩屋マサキくんだ。みんな仲良くな」
「狩屋マサキです。よろしく」
「席は、そこの空いてる席だ。松風」
「はい！こっちだよ、狩屋君」
様子見している狩屋と、席を案内する天馬と、転校生に興味の視線を向けるクラスの同級生たち。狩屋は天馬の左斜め後ろの席に座った。天馬の右隣の席にいる葵もまた、狩屋に注目していた。
私はそんな彼をただじっと見ていた。狩屋が着席する過程をじっと見ていた時、一瞬彼と目が合った。私はその突然の視線合致に驚き、つい目を逸らした。そして間もなく1限が始まった。
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充滞(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月7日 21時) (
レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月7日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
充滞(プロフ) - 星猫さん» お誘いありがとうございます。今回は遠慮させて頂きます。ご期待に添えず申し訳ありません。 (2021年9月7日 20時) (レス) id: ff878d9789 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 無理だったら、ごめんなさい。応援しますので頑張って下さいね！ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充滞 | 作成日時：2021年9月7日 19時
