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本棚には数々のトロフィー以外にも、楽譜や小説、学習参考書、歴史書、経済学書などが並べられていた。中には「オリンポスの十二神」というタイトルの本があり、軽くページを捲るとイナイレシリーズではお馴染みの単語がずらりと並んでいた。ギリシャ名においては、ゼウス、アテナ、アレス、アフロディテ、ポセイドン。アルテミスはダンボール戦機で登場するLBX世界大会の名前である。英語名においては、雨宮太陽の化身名に含まれる医術などを司る”アポロ”や浪川の化身名に含まれる海の神ネプチューンがあった。
ゼウスは最高神であり、社会秩序を司る。ヘラは最高女神でゼウスの妻。アフロディテは美の女神。私の脳裏にはアフロディらがいた世宇子チームが過ぎっていた。
アレスは戦いの神である。アレスの天秤と呼ばれた新世代教育プログラムシステムは、神の力をも保有するという意味で名付けられたのかもしれない。
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左斜め後ろから、カタンと音が聞こえた。席を立つ音だ。予習や課題が終わったのだろうか。気づけば神童は隣に来ていて、共に本棚を眺めていた。
「なにか気になる本はあったか？」
「このギリシャ神話の本が気になりました」
「そうか。目の付け所がいいじゃないか」
「オリンポスって人の名前なんですか？」
「いや、オリンポスは山の名前だ。その頂上に住む12人の神々を十二神と呼ぶ。それぞれ天体に対応していて、男女ともに6柱ずついると言われているんだ」
「そうなんですか。そういえば、神童さんの必殺技もこのオリンポスが由来で名付けたんですか？」
「オリンポスハーモニーのことだな。その通りだ」
本を棚に直し、また本棚を眺める。様々な本が置かれているが、あるものだけはなかった。私はそれについて質問することにした。
「普段漫画は読まないんですか？」
「読まないな。だが、この前倉間に見せてもらった漫画は少し面白そうだった」
神童は嬉しそうにそのことを話していた。倉間はよく友達と漫画を貸し借りしているんだ、と彼は語る。いくつか漫画を持参する倉間と、あまり読んだことがない漫画に少し興味をもつ神童の絵が思い浮かぶ。
「じゃあ、今からピアノの練習をするよ」
「もし邪魔にならなければ、私も聞いていいですか」
「いいけど、面白くないと思うぞ？トリルの練習ばかりだろうし」
「普段どのように練習しているのか気になるし、聞きたいです」
「ああ。構わない」
そして、メロディーが奏でられた。
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充滞(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月7日 21時) (
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星猫 - こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月7日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
充滞(プロフ) - 星猫さん» お誘いありがとうございます。今回は遠慮させて頂きます。ご期待に添えず申し訳ありません。 (2021年9月7日 20時) (レス) id: ff878d9789 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 無理だったら、ごめんなさい。応援しますので頑張って下さいね！ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充滞 | 作成日時：2021年9月7日 19時
