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「今年度のホーリーロードでは、何が最も注目されるでしょうか」
「イシドシュウジ氏と響木正剛氏の異例の"複数"出馬ですね」
「イシドシュウジ氏が聖帝となって以降、フットボールフロンティアはホーリーロードとなり、大会システムが画期的に変更されました。そんな3年連続就任の現聖帝かつ大会委員長のイシドシュウジ氏に対抗するのは、響木正剛氏。彼は50年前のフットボールフロンティアの出場経験があり、彼のいた雷門中学は優勝は逃したものの、全国決勝まで勝ち残ったそうです。10年前には雷門の監督をしており、見事に選手を優勝に導きました」
「そうなんですか。ところで、二人のマニフェストはなんでしょう？」
「こちらのボードで比較してみましょう。イシド氏は”少年サッカー法第5条に基づき、サッカー界のより良い発展を目指す”というもの。そして響木氏は”思いと思いをぶつけ合える、自由で熱いサッカーを取り戻す”というものです」
私はテレビ画面に釘付けになって見る。司会者が途中でコメンテーターに話題を振った。その時、私はそれが誰かを知り、直後に唾液を吹き出した。画面にはハライチというコンビ名の下に、岩井勇気という文字と澤部佑という文字が出ている。
「ハライチのお二人はどう思われますか？」
「いやあ、僕はただただ楽しみですね」
「会場がランダムというのはすごく面白いと思います」
「岩井さんはたしか、サッカーの県大会で優勝した経歴をお持ちでしたよね？」
「はい。ですが、フットボールフロンティアに勝る大会はないですし、僕たちにとっての憧れでもありました」
「僕には岩井のようにサッカーの経験はないんですが、やっぱりサッカー選手に憧れはありますね」
私は唖然としながらテレビを眺めていた。歯磨き粉の白い液体が涎のように顔に張り付きながら、それを拭う余裕がないでいた。ハライチがイナGOと関連したことがあっただろうか。私はそれがイナダンニュースであったことを思い出せずにいた。
「…あっ！ど、どうしよう。気付けば朝練の時間過ぎてる」
そしてまた思い出す。今日は朝練がなかったことを。私は安堵し、登校するまで部屋でダラダラとしながら朝のニュース番組を見ていた。どのチャンネルも新聞も、ホーリーロードの話題で持ちきりであった。それだけ社会に影響を与えるイベントなのだろう。
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充滞(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月7日 21時) (
レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月7日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
充滞(プロフ) - 星猫さん» お誘いありがとうございます。今回は遠慮させて頂きます。ご期待に添えず申し訳ありません。 (2021年9月7日 20時) (レス) id: ff878d9789 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 無理だったら、ごめんなさい。応援しますので頑張って下さいね！ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充滞 | 作成日時：2021年9月7日 19時
