60. 束の間の安堵 ページ23
「やめろ！！」
優一さんが幼い兄弟の前に出て、アルファから守る動作をした。
「手を出すな」
「また会ったな、アルファ」
強気な姿勢でフェイは、アルファと優一さんの間に入り込んだ。
「データ転送完了。理解した」
そして、私たちはアルファの蹴ったスフィアデバイスによってワープを余儀なくされた。
＿＿＿＿＿＿
その先は雷門中のサッカー棟だった。
「お前たちのサッカーが葬られる場所だ」
その言い方だとサッカーは生き物みたいだなと内心思いつつ、状況の理解を最優先した。
エルドラドから指示を受けるアルファはただ「サッカーを抹消し、進化した遺伝子をもつ敵・SSCが生まれないように」したいだけ。
私たちは「変えられた歴史を戻し、自由なサッカーを取り戻したい」だけ。
その二つの正義が衝突した争い。それがこの一連の試合の全容だ。
アルファは実況の存在を「騒々しい」と評しながら矢嶋を召喚した。最早当たり前の光景となってしまっている。また、フェイは今回の試合において自軍が有利だと評した。以前一度戦い、勝利しているからだ。プロトコル・オメガに勝利することは、歴史改変を阻止したことと同義である。
そして、試合が始まった。
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私は信じてやまなかった。
きっと、この雷門イレブンなら勝てるだろう。
実際に原作ではこの戦いに勝利した。それに、フェイの分析では「勝てる可能性が高い」と述べられた。だから、どこか安心している自分がいた。
天馬たちと共にいれば、勝利し続ける。
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しかし、事実、その試合には敗北した。
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ルナストーン(プロフ) - …っ！？（何が言いたいか:最初から照れさせる気だったんですかぁっ！？） (2020年10月12日 0時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
充滞(プロフ) - ルナストーンさん» 読者の方を照れさせるつもりで書いたので良かったですー！ハハ (2020年10月12日 0時) (レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 充滞さん» ぁ…因みになんですが…消しても大丈夫です。僕は…。 (2020年10月11日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 充滞さん» （［甘い戯れ］の後のやつの最後に向けてなのです）こちらも見ていて何故だか恥ずかしくなります。 (2020年10月11日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
充滞(プロフ) - 夜月さん» 見てみたいですね〜。いえいえ (2020年10月11日 22時) (レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充滞 | 作成日時：2020年10月10日 21時
