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「……女が止めたからって俺は容赦しねえぜ」
灰崎は身体に力を入れたまま、ピキピキと神経を震わせている表情をこちらに向けて鋭い眼圧を放った。
流石に女子が男子を抑えている構図は危ないと思ったのか明日人や万作くんが灰崎を前から抑えようと走ってきた。でも私はそれを制した。
「言っとくけど力は私の方が強いから安心して。
こう見えても身体は鍛えてるの。
…灰崎、殴っちゃ駄目。背後の窓見てみて。
カメラマンがいるでしょ。…言いたいこと、分かるよね？」
無言でちら、と灰崎が後ろを確認した後大きな溜息をついてこちらをギッと睨んだ。
「それでも俺はこいつを殴る。
…邪魔すんじゃねえ！！」
バッと振りほどかれそうになった。
まずい。このままでは一星の手によって灰崎にも魔の手が襲い追放される。
私はその一瞬の隙を突いて灰崎を背負い投げした。
ヒッと周りから悲鳴が響いた。
一星くんも目をまん丸くして呆然としてその様子を見ている。
「……一過性の感情に振り回され選手生命を絶たれるのはあなた自身なんだよ？灰崎。
鬼道さんが連れていかれるのは勿論みんな納得できない。だけど自らが加害者になってしまったらもっと事態は深刻化する。
中学生だからまだそこまで考えが至らないかもしれないけど、先々のことまで見通したら絶対後悔するから」
「……ッ」
「え…Aは中学生じゃないのか…？」
「あっ (しまった ついボロが)
いや、そうじゃなくて、それはあの…あはは」
氷浦くんに指摘されたが何とか誤魔化した。誤魔化しきれてないかもしれないけど。
自分が実は高校生だということは知られてはいけない。中身の話だけど。
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BvK(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ (2022年6月12日 17時) (
レス) @page12 id: a728af020d (このIDを非表示/違反報告)
deku(プロフ) - 本当に面白いです！気付いたら見入ってました！！更新頑張ってください！！ (2019年2月5日 18時) (レス) id: b98b6ba213 (このIDを非表示/違反報告)
月夢 星來 - この小説本当に面白いですね！更新してくれることを祈ります！ (2019年2月3日 23時) (レス) id: a6957c9755 (このIDを非表示/違反報告)
じゅうたい(プロフ) - みさにゃんにゃんさん» わああありがとうございます(*^^*)！！ (2018年12月29日 21時) (レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃんにゃん(プロフ) - 何このオリオン得すぎるwwwこのオリオンなら好きすぎる発狂した！更新頑張ってください！ (2018年12月27日 23時) (レス) id: 26f7629d99 (このIDを非表示/違反報告)
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