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「は、…灰崎」
一瞬、息が止まった。
それと同時に心臓がバクバクと拍動する音が自分の中で響く。
ヒロトは一瞥した後静かに部屋を出て行った。
バタン、とドアの音が鳴ると沈黙が訪れた。
「……ッ」
「……んだよ、何か用あんのか？」
灰崎の顔を恐る恐る見上げると彼の口元は切れていた。絆創膏を貼っている。
他は何も異常はなさそうだった。
「灰崎！！ごめん！！」
バッと私は彼に向かって頭を下げた。
不本意に床に涙が落ちる。意図していていないのにボロボロと勝手に涙腺が緩む。カッコ悪いな、私。
「…何が？」
感情の読めない、冷たい声。
それは酷く私の心に突き刺さった。
.
私は一瞬腕で涙を拭い顔を上げて灰崎を見た。
それは困惑した表情だった。
「…今日感情的になって灰崎を止めようとして、背負い投げしちゃったこと。灰崎まで大人の罠にハマってしまって、このチームから抜けてしまうことになるなんて、私、嫌で、つい、」
でも私のしたことは灰崎を傷つけてしまった。
申し訳ないという気持ちでまた涙が溢れる。
すると灰崎は少し間をおいた後、長い溜息をつき髪をくしゃくしゃとかき回した。
「あ？…んなこと気にしてねえよ。」
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BvK(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ (2022年6月12日 17時) (
レス) @page12 id: a728af020d (このIDを非表示/違反報告)
deku(プロフ) - 本当に面白いです！気付いたら見入ってました！！更新頑張ってください！！ (2019年2月5日 18時) (レス) id: b98b6ba213 (このIDを非表示/違反報告)
月夢 星來 - この小説本当に面白いですね！更新してくれることを祈ります！ (2019年2月3日 23時) (レス) id: a6957c9755 (このIDを非表示/違反報告)
じゅうたい(プロフ) - みさにゃんにゃんさん» わああありがとうございます(*^^*)！！ (2018年12月29日 21時) (レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃんにゃん(プロフ) - 何このオリオン得すぎるwwwこのオリオンなら好きすぎる発狂した！更新頑張ってください！ (2018年12月27日 23時) (レス) id: 26f7629d99 (このIDを非表示/違反報告)
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