- 111 - ページ14
ヒロトは頬杖をつきながら口を開いた。
「お前って空手やってんの？」
「え？やってないけど」
「じゃあどうやったらそんな怪力になれんだよ」
か、怪力……
そう思われてたのか
「いや普通に腹筋とかで」
鍛えているというのは嘘だ。
トリップした後の自分の身体が元々筋肉がよくついていた。ムキムキという訳ではないので服を着ていれば表面的にはただの女の子だけども…
「…ふーーん」
「ヒロトは腹筋凄いでしょ」
「…俺か？」
「そう」
ヒロトはすっと自分の服を捲り自分の腹を確認した。勿論私にも見えているので凝視した。
割れていた。華奢な見た目に反して男らしい体つきをしていた。
「普通だろこんなの」
至って当然という顔をされた。
……まあ日本代表だしそうなのかもしれない。
「触っていい？」
「はあっ！？！//////
何でそうなるんだよ！」
あからさまにヒロトは顔面を真っ赤にして身をよじった。私は許可を得る前に肌につうっと触れた。
「んうっ…！ガッ…ゲホゲホ！！」
「このラインとか綺麗だよね」
もう一度、線をなぞるように人差し指で触れた。
するとヒロトの腰がびくんと波打ち、吐息混じりの甘い声が上から小さく聞こえた。
「はあっ…♡……ッ！！！！
……お前ェ！！いい加減にしろよ！！！」
ヒロトに胸ぐらを掴まれた。
さっきより顔が真っ赤だ。トマトのように真っ赤。
「…なんで感じてるの？」
「お前の手つきがいやらしいからだろうが！！！！」
「……何やってんのお前ら」
泣きそうになっているヒロトと胸ぐらを掴まれた私の前には、風呂から上がったばかりの灰崎が立っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BvK(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ (2022年6月12日 17時) (
レス) @page12 id: a728af020d (このIDを非表示/違反報告)
deku(プロフ) - 本当に面白いです！気付いたら見入ってました！！更新頑張ってください！！ (2019年2月5日 18時) (レス) id: b98b6ba213 (このIDを非表示/違反報告)
月夢 星來 - この小説本当に面白いですね！更新してくれることを祈ります！ (2019年2月3日 23時) (レス) id: a6957c9755 (このIDを非表示/違反報告)
じゅうたい(プロフ) - みさにゃんにゃんさん» わああありがとうございます(*^^*)！！ (2018年12月29日 21時) (レス) id: 48c4c5694c (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃんにゃん(プロフ) - 何このオリオン得すぎるwwwこのオリオンなら好きすぎる発狂した！更新頑張ってください！ (2018年12月27日 23時) (レス) id: 26f7629d99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
