Episode 19 ページ19
とある廃墟にやってきた女友達。
遊び半分で来た三人の女友達は初めは呑気に談笑していたが
不穏な空気に気づいた三人は怯えながら帰ろうと踵を返す。
やっと外に繋ぐ扉に近づいた時、後ろから不気味な笑い声が……
恐怖に脅えながら後ろを振り返ると
そこにはこちらを見る女の子が___________
『ﾋｴｯ……』
私の喉からちっさい悲鳴が出た。
さっきから怖すぎるこの映画……。
わたしが怖がってるのが分かったマンちゃんは
怖がってる私を見てクスクス笑っている。
対するうっつんは、マグカップ片手に真顔で映画を見てる。
なんだろうかこの二人の差は。
そしてさっきから二人とも距離が近い。
マンちゃんは息が耳にあたってんだよ。離れてほしいｯ。
映画は怖いし……。
色んな意味で逃げたい今すぐこっから逃げたい。
「さてノアさん、そろそろ正直になった方がええんとちゃいます？」
『なんの事やらさっぱり…』
うっつんは煽るような口調で私の肩に手を乗せた。
意地でも怖がってるのがバレないように
(もうバレてる……)目を逸らしとぼける。
「そんな強がらなくてもええんやで、素直におなり」
言い方がお母さん……。
マンちゃんまで同じようなことを言うが
別に強がっている訳では無い。断じて！
『強がってないし』
ふーんとでも言いたげな目でこっちを見てくる。
そんなに私の言うことが信じられんのか。
「ノアちゃん震えながら言っても説得力ないで〜」
『ｳｯ、うっつんそういうとこだよマジで』
「事実めぅ」
この調子じゃ私、怖すぎて寝られないんじゃ……。
実際今半泣きだし。信じたくないけど。
「あ、ノア、前見て」
何かに気付いたうっつんに何も疑わず
従った私が馬鹿だったと思う。
『なにｯ……ﾋｪｯ！』
そう、お約束。怖いシーンだった。
身体を縮こませ、怖がってしまっている私とは違い
二人は小声でクスクス……うっつんはもろ笑っていた。
なんて失礼な人達なのだろうか。
事の発端であるうっつんに飛びかかった。
『んんんん゛！』
「ごめｯ……ごめんってw」
『ごめんで許されんならポリ公いらないんだよォ！』
うっつんの胸ぐらを掴んで何度も揺する。
酔う酔う言っているけどこれだけでは済まされんわ！
うっつんの胸ぐらを離して
さっきからずっと笑っているマンちゃんに顔を向ける。
『いつまで笑ってんのさマンちゃん！』
「ごめ、驚き方が面白くてｯ」
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くれいのあ(プロフ) - BANDさん» ありがとうございます！<(_ _)>〈 ｺﾞﾝ!〕 (2021年5月30日 7時) (
レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - あ、はい。神作ですねありがとうございます(((スライディング土下座))) (2021年5月30日 1時) (レス) id: cb43568772 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 漣＠えなみずつよいさん» わぁありがとうございますゥ！お母さんだよこんにちは(？) (2021年2月26日 22時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
漣＠えなみずつよい(プロフ) - 尊すぎてｵﾝｷﾞｬｱです()赤ちゃんに戻りましたこんにちは (2021年2月22日 17時) (レス) id: 4335f2c288 (このIDを非表示/違反報告)
月琴(プロフ) - 天さん» 出来るだけ早めに頑張っていきますはい。受験シーズン終わったら今より更新していく予定ですのでｯ(多分.......) (2021年1月17日 20時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月琴 | 作成日時：2020年11月23日 9時
